こちらの動画で全部話してるので、文章読むのがめんどくさい方は移動中なんかに動画をラジオ的に耳で聞いてもらえればいいと思います▼
どうも、フリーランスエンジニアのりゅうけんです。
最近YouTubeやブログ経由で「エンジニアになりたいんですけど、上京した方が良いですか?」っていう質問をよく受けるんですけど、今回はこれについての明確なお答えをしておこうかと思います。
今後拠点をどこに置こうかに迷っているエンジニアの方や、未経験でこれからエンジニアを目指す方達にとって少しでも参考になればと。
目次
エンジニアになるなら地方よりも断然東京でしょ。
結論、エンジニアになるならとりあえず上京してください。
もうね、絶対に上京した方が良いです。僕はフリーランスエンジニアとして東京で活動した経験もあるんですが、東京と地方とではIT業界を取り巻く環境は大きく異ってます。
とは言っても、やむを得ない理由とかがあるなら仕方ないですよ。子供がまだ小さいとか、親の介護が必要だったりとか。何か特別な理由で地元にいないと駄目とかなら仕方ないんですけど、基本的にエンジニアは上京した方が圧倒的に楽になりやすいんですよ。
まあ、その理由はいくつかあるんですけど、東京と地方との大まかな違いは以下の5つ。
- 案件の数
- 報酬の水準
- 働き方の自由度
- 勉強会の多さ
- プログラミングスクールの数
では、これらを一つずつ具体的に答えていこうと思います。
1.エンジニアは東京と地方で案件や求人の数が全然違う
まず、東京と地方とでは案件や求人の数が全然違います。
僕は新卒で東京に上京してエンジニアになって、今は大阪にUターンしてきて案件をこなしてるんですけど、大阪と東京で比較しても案件や求人の数って全然違うんですよ。案件の数は東京の方がべらぼうに多いわけ。
僕の感覚だと、「東京:大阪=7:1」くらいなんじゃないかなって思います。なのでフリーランスエンジニアとして活動する人なら、東京に行った方が食いっぱぐれる可能性は断然低いんですよ。
エンジニア未経験の人こそ案件や求人は東京で探した方が良い
まあとは言っても、ある程度スキルがある人だったらどこへ行っても余裕で仕事は見つかるとは思います。
だけど、「未経験からエンジニアになりたて」みたいな人は、地方だと結構仕事探すのが辛い時があるんですよね。どうしても地方の方が東京よりも市場規模が小さくて、かつ人材の流動性が低く案件が見つかり難いんです。
一方、東京だったら企業数も案件数もかなり多くて、いくら失敗しても潰しが効く環境なんですよね。だから地方に比べて、20代の若者でも盛んに色んな場所にチャレンジしていけるわけ。
なので、やっぱりできるだけ案件や求人の数が多い東京でエンジニアになった方が、最初の入り口としては余計な苦労をしなくて済むんじゃないかなって思います。
2.東京と地方ではエンジニアに対する報酬の水準が全然違う
そして東京と地方だと報酬の水準も全然違います。ぶっちゃけ正社員とかなら東京と地方でそんなに差がないかもしれないんですけど、フリーランスの案件とかだったら東京と地方で20万円くらい報酬に差が出たりするんですよね。
僕が東京で仕事を受けてた時は月単価70万円くらいの案件が普通にあったんですけど、今僕が住んでる大阪だと、せいぜい良くて60万円強くらいなんですよね。
まあ地方っていうのは都心から離れた遠隔地で開発を行う、いわゆる「ニアショア開発地域」なので、ぶっちゃけあまり高い報酬は見込めないんですよ。だから高い報酬の案件が集まる東京に身を置いた方が経済合理的なわけ。だって、お金は多く貰えるに越したことはないじゃ無いですか。特に理由がなければね。
ただ、一つ懸念となるのは東京の家賃や物価水準が地方と比べて高いことだろうと思うんですけど、それを差し引いたとしても東京でエンジニアになった方がキャッシュフローは全然良くなると僕は思います。
3:エンジニアは地方より東京の方が自由な働き方ができる
エンジニアは地方よりも東京の方が自由な働き方を実現できます。例えば「リモート勤務」「週3勤務」「私服勤務」みたいな。そんな感じで割とフレキシブルな働き方をしたい人は、断然東京の方が良いですね。
地方だと「お堅い体質」な業務系の案件が多い
実は東京と地方で案件の質というのも全然違ってて、地方で多いのは「業務系」の案件なんですよ。業務系の案件というと、例えば製造メーカーとかが出してるクライアント情報や売り上げの管理に使うような「業務アプリ」の開発とか。
まあそんな感じでJavaで業務アプリの開発をする、みたいな案件がすごく多いんですけど、何と言ってもそういう現場ってかなり「お堅い体質」なんですよ。
大抵そういった所は基本スーツ必着で、勤務時間も9時~5時のフルタイムで月曜日~金曜日まできっちり働くみたいなスタイルです。なんら正社員と変わらないような働き方を強制されるところが大体なんですよね。
自由な働き方をしたいなら東京のWEB案件がおすすめ!
一方、東京のスタートアップ企業とかが出してるWEB系の案件だったらかなり融通を利かせてくれます。
例えば僕の知ってるWEBエンジニアの友達の場合、東京でフリーランスエンジニアになってWEB系の案件に参画した後、Uターンで札幌に戻って、現在は札幌からリモートで作業してます。なのでWEB系の案件っていうのも結構わがまま聞いてくれるからおすすめなんですよ。
まあ、そんなWEB系の案件もやっぱり東京に集中してるんで、「スタバでMacを開いて仕事したい!」「週3勤務が良い」「スーツ着たくない」といったような、エンジニアならではの「自由な働き方」がしたいって人は、やっぱり東京で働いた方が良いですね。
4:エンジニア向けの勉強会も地方より東京の方が断然多い
あと、エンジニア向けの勉強会なんかも東京の方が地方に比べて圧倒的に多いんですよ。
まあ、これって「TECH PLAY(テックプレイ)」のようなIT勉強会の検索サイトを見れば一目瞭然なんですけど、エンジニア向けの勉強会って東京の方が地方より3倍くらい多いんです。しかも、それが東京だと大体無料で参加できるっていう。
東京なら企業やエンジニア同士の横のつながりも作れる
このように、東京ではエンジニア向けの勉強会が盛んなこともあり、自分がスキルアップしていきやすい環境がかなり整ってるんですね。
だからそういう場所に積極的に訪れれば、エンジニア同士の横のつながりも作りやすいし、企業とのコネも作りやすいんですよね。特にフリーランスでやっていくのであれば、これはかなりのアドバンテージになるんじゃないかな。
5.プログラミングスクールも東京の方が圧倒的に多い
あと、プログラミングスクールもやっぱり東京の方が圧倒的に多いです。
だから未経験の人であれば、とりあえず上京をして適当に部屋借りて、就職サポート付きのプログラミングスクールに通ってからエンジニアになるってのがベストなんじゃないかなって僕は思います。
特に30代以降の完全未経験からエンジニアを目指そうって人は、いきなりエージェントに頼るんじゃなくて、東京のプログラミングスクールなんかで集中的に知識を蓄えてから現場に乗り込むのが良いと思います。
まとめ:これからエンジニアになるならばすぐに上京しよう!
というわけで、これからエンジニアになりたいんであれば、やむを得ない理由がない限り絶対に上京した方が良いでしょう。
やっぱり、初心者ほど出来るだけ楽に勝てる市場で勝負した方が良いと思うんですよね。案件数や報酬、働き方の自由度なども全て東京に軍配が上がるわけ。だから地方で変に挫折するリスクを負うよりも、東京でエンジニアになっちゃいましょうよと。
それに地方の場合だと、最初に参画した案件がメチャメチャブラックな企業だったとしても、他に案件が中々無いから辞めるに辞められないんですよ。だけど、東京の場合だと他にいくらでも案件があったりするんで、嫌なら辞めちゃえば良いんです。そういう判断ができるのも東京の良さだったりもするんですよね。
なので、僕はエンジニアになるなら絶対上京した方が良いと思ってます。エンジニア志望者は上京した方が良い理由