どうも、フリーランスエンジニアのりゅうけんです。
僕もかれこれ3年ほどエンジニアのキャリアについての情報を発信してきた中で、しょっちゅう頂く質問があります。
それは、プログラミングスクールに通うべきか転職エージェントに登録すべきか、という質問。
要するに、まずプログラミングスクールに通ってITスキルの土台を身につけるべきなのか、それとも未経験だろうがいきなり転職エージェント経由で仕事をもらってすぐさまエンジニアになってしまった方が良いのか、という問いです。
今回は現役エンジニアからの最終回答という形でお送りします。
まず結論:早く現場に行けるルートが正解
一番いいプログラミングスクールって間違いなく実務。
— 元ニートのSE🌟 (@neet_se) 2018年11月4日
このツイートは非常に本質的です。つまり最もスキルアップできる環境は「プログラミングスクール」ではなく、「現場」なわけなんですよ。
ぶっちゃけ、スクールで半年やって培った技術程度なら、現場で1ヶ月で身につくと思います。で、現場で半年も揉まれればフリーランスも見えてきます。
なので、早く高収入であるフリーランスエンジニアになりたいのであれば、何よりもまず最短ルートで現場に出られる方法を探すべきなんです。
エージェントを頼るべき人とスクールを頼るべき人
というわけで、基本線としては、スクールよりもエージェントを経由して即効エンジニアになった方がいいです。
が、全員が全員エージェントを利用した方がいいというわけではないというのもまた話をややこしくしてるわけです。
エージェントを利用した方が早くエンジニアになれる人もいれば、スクールを利用した方が早くエンジニアになれる人もいるのです。
エージェントを頼るべき人
エージェントを頼るべき人はどういう人かというと、「若くて多少なりとも経験のある人」です。例えば、20代の情報系学部出身とか、現場経験が1年くらいある人とか。
こういうタイプはわざわざスクールに通わなくてもエージェントに足を運べば数週間以内に仕事の紹介を受けられる可能性が高いです。
あまりに自分のスキルに自信がなさすぎる場合はスクールをいったん挟んでもいいですが、スクールでは実務レベルのことは大して学べないし、学んだとしても実務の中で学んだことじゃないから大抵は消化できてません。
であれば、下地のある人ならなるべくすぐに仕事の紹介を受けた方がいいです。
僕は正社員ほど縛りがなく、就職のハードルも低い派遣エンジニアで2年半経験積んでフリーランスになりました。▼
スクールを頼るべき人
では、スクールを頼るべき人はどういう人かというと、「30代以降で現場経験のない人」です。例えば、30代の元営業職とか。
IT業界では30代以降は就職の難易度が上がります。というのも、この業界若い人が多く、現場のリーダーが20代というケースも珍しくなく、そのため扱いづらい年寄りは敬遠されがちだからです。
ある程度技術力のある30代以降なら問題ないんですが、ど素人の中年は、コミュ力がだいぶ高い人でなければ相当気を遣われるので避けられます。
よって、いきなりエージェントを頼っても仕事の紹介を受けられる可能性は低くなります。紹介してもらえても、「テスター」とか「情シス」みたいな単純作業員になってしまう可能性が高いという。
なので、30代以降の完全未経験からエンジニアになるなら「意識の高さ」を企業に見せつけていかないといけないのですが、そこでもっとも手っ取り早いのが「スクールに通う」なわけです。
もちろん、独学でアプリつくってクラウドソーシングなんかで案件取ったりしてやっていくのもアリです。が、それはほぼ確で挫折するパターンなので、やはりプログラミングを学ぶならスクールでメンターについてもらった方がいいでしょう。
就職サポート付きのスクールを選べば、就職必須な代わりに受講料が無料になるところも多いです。▼
自分にとって最短ルートを選べ
結局は各自最短ルートを選ぶべきという話です。基本はすぐにエージェントで、それだと仕事の紹介がうけられなさそうなら先にスクール、という形が最も合理的かと思います。
そして正社員でも派遣でも、まずエンジニアになって現場に出てしまうのがいいです。で、もしブラックな現場だったり、雑務ばかりやらされて全くスキルが身につかないとかだったら秒で辞めて次の現場探しましょう。
エンジニアはラッキーなことに売り手市場なので、「次」が大抵の場合あります。環境のせいにはできるだけしたくないところですが、環境がクソすぎる場合もあります。そんな時に早めの決断をできるよう心の準備はしておいてください。
現場で半年も経てば別人のようにスキルが身につくと思います。ぜひ揉まれまくってください。そうやって1年ほど経てばフリーランスを意識し始めて良いでしょう。エージェントからどんな仕事があるか紹介してもらってください。
僕が利用してきたフリーランス専門エージェントはこちら。▼
最終的に、フリーランスでそこそこ軌道にのったら、エージェント頼らず自力で営業してみるといいですね。手数料もカットできて働き方も融通がきいておいしいですよ。