どうも、フリーランスエンジニアのりゅうけんです。今回は北海道のフリーランス事情についてリサーチしてみました。
北海道にはどのような案件があって、どれくらいの年収を狙えるか。北海道にUターンしたい人、Iターンしたい人は気になると思います。僕も東京から大阪に拠点を移した時めちゃくちゃ調べましたし。
さて、地方でフリーランスやりたいエンジニアが絶対に押さえておきたいエージェントといえば、最も歴史が長く、地方支店数が圧倒的な「PE-BANK」ですが、日本最北の地で彼らがどこまでパフォーマンスを発揮してくれるのか。
今回はPE-BANK北海道支店をがっつり取材してきたので、北海道でフリーランスエンジニアを目指す方にとって少しでも参考になればと思います。
北海道の案件の特徴
まず北海道の案件の特徴から述べていきましょう。
北海道の案件は、大阪や名古屋同様、地場企業の業務系の案件が主です。なので東京みたいに私服勤務できるところもそこまで多くありません。
主要な開発言語はjava。インフラならクラウドよりオンプレ。Web系の開発がやりたい方は東京の案件を持ち帰ってリモートワークしないと難しいです。
案件の数は東京と比べると10分の1程度ですが、それでも仕事がずっと見つからないなんてことにはならないでしょう。僕がいる大阪も東京の7~8分の1程度ですが、基本的に仕事はひっきりなしに来ます。業界は人手不足なので。
北海道の案件の難易度は特別高いわけでもなく、Javaでの開発経験が2年もあれば十分フリーランスで通用するでしょう。
案件自体は札幌に9割集中しているようです。残りの1割は函館、帯広に分散していて、たまに旭川にもあるくらい。おそらくこれはPE-BANK以外のエージェントも同様だと思います。
常駐型のフルタイム出勤が必要なケースがほとんどなので、ワークスタイルはサラリーマンエンジニアとそこまで変わりません。よって、北海道で働くなら札幌からある程度アクセスの良いところに住む必要があるでしょう。
ちなみに、人件費が比較的安くすむ北海道は東京の案件のニアショア開発拠点になることもあります。ケチって仕事が雑い外国人エンジニアにオフショア開発頼むくらいなら、北海道あたりで手を打っておこうか的な。なので北海道にも一定の需要はあるんですよね。
北海道のフリーランスエンジニアの月収相場
北海道のフリーランスエンジニアの月収相場は、東京マイナス10〜20万といったところ。東京のjavaエンジニアなら、高額な案件なら月単価80〜90万を狙えますが、北海道なら60〜70万くらいが天井くらいかと思います。インフラなら60万円代でいいところかな。
北海道は地代含め、東京と比べると生活費が安いので、多少の年収ダウンは許容できるでしょうが、それでも月収が10〜20万減ると、東京で第一線でやってたフリーランスエンジニアからすると生活の余白は小さくなると思います。
これは大阪も似たような感じで、僕も東京でやってた頃より業務委託の月収入は10万円程度減りました。これはもう、「住み慣れた土地で働ける」というオプションとトレードオフですね。
北海道で年収1000万円以上というのも、プロマネとかならなくはないけど、そこ狙うなら東京で頑張った方が良いと思います。飽くまで地方でフリーランスやるなら稼ぎよりも暮らしを優先すべきだなあと。
北海道のフリーランスエンジニアの特徴
北海道のフリーランスエンジニアも20代が増えてきてはいるそうですが、メイン層は35~40歳くらい。上は66歳までいるそうです。
この最年長の方、実に面白いキャリアをお持ちで、自衛官を55歳で退官後、エンジニアに転身し、65歳からフリーランスとして活躍されてるとのこと。これは本当にすごい。メディアにも出演されてました。
一般的にIT業界は30代以降仕事を見つける難易度が上がると言われてますが、実際のところ本気になれば何歳からでもチャレンジできるんですよね。
北海道では30代40代からキャリアチェンジでエンジニアになる人も多く、東京と比べると若い人が少ないからか、割と高年齢層にも席があるみたいです。10年20年と長くフリーランスで頑張ってる方も多々。
あとは土地柄、働きながらレジャーを楽しむ人も多いです。
北海道に住んでると気軽に雪山に滑りに行けますね。これ目当てで北海道で働く人も。釣り部もあったりして、定期的にワカサギ釣りも企画されてます。
普通に北海道はいいところですよね。レジャーも充実してるし、ごはんは美味しいし。そんな場所で働けるのは魅力的。まあ、冬は雪かきとか大変ですけど。
PE-BANKの魅力
ここで地方におけるPE-BANKの魅力について語っておきましょう。PE-BANKはフリーランスエンジニア専門エージェント業界では最古参企業です。言わずと知れた古豪。
IT業界への太いパイプを軸に、Web系も業務系もインフラ系案件も広範囲に網羅しているんですが、特筆すべきは最も地方展開しているエージェントであるということです。
北海道に進出しているエージェントといえば、メジャーどころで言うと、PE-BANKとハイパフォーマーITエンジニアくらいじゃないですかね。(北海道で働くならどっちも登録必須)
地方で働くならPE-BANKをチョイスしない手はもはやないんですよね。
マージン率に関しては稼働月数に応じてパーセンテージが下がっていくというシステムを採用しており、 透明性は高く、かつ最低で8%の低マージンを実現しているのでかなり働きやすいと思います。
報酬受取回数 | エンジニア分配率 | PE-BANK分配率 |
1~12回 | 88% | 12% |
13~24回 | 90% | 10% |
25回以上 | 92% | 8% |
支払いサイト(働いた分の報酬が振り込まれるまでの期間)も割と融通はきくので、会社員の頃と似たような収入サイクルを作ることは可能です。
PE-BANKの詳細記事はこちら▼
さいごに:北海道にUターン/Iターンしても仕事は結構ある!
住み慣れた場所で働きたいと思っても、地方にちゃんと仕事があるのか不安になって一歩踏み出せないエンジニアって沢山いると思います。
僕も27歳の時に東京でフリーランスエンジニアになり、2期目で地元大阪にUターンしたんですけど、最初は不安も大きかったです。なんせ案件の数は東京の7分の1程度と聞いてましたからね。
ところが、蓋を開けてみるとまあ仕事が途切れることなんてなかったわけですよ。エージェントに依頼すれば2~3週間あれば次の仕事が見つかります。
地方でも十分やれるという確信を得ました。北海道も大阪とさほど条件は変わらないので、そこまで心配する必要はないと思います。
将来的に北海道にフリーランスエンジニアとしてUターン/Iターンしようと考えてる方は、一度PE-BANKに相談してみてください。今の自分ならどれくらいの報酬単価でどのような案件に参画できるかがわかるでしょう。