どうも、フリーランスエンジニアのりゅうけんです。
いま、某スクールでは、プログラミングを学ぶ動機で一番多いのが「フリーランスエンジニアになるため」だったりするそうです。それもそのはず、フリーランスエンジニアってめちゃくちゃ美味しい職業だから。
実際に27歳の頃に派遣社員から独立した僕だから言えますが、フリーになれば本当に収入が倍増したり、週3勤務やリモートワークといった多様な働き方が選びやすくなったりするんですよね。しかも、作業内容は会社員だった頃とさほど変わらないという。(この事実が、徐々に世間にバレ始めている!)
ただ、「フリーランス」に漠然とした不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。特に、「ちゃんと継続的に仕事が見つかるの?」とか。
今回は、現役フリーランスエンジニアの僕が、フリーランスの案件の獲得方法についてタイプ別にまとめてみました。最初に言っておきますが、「フリーで食っていく」のは余裕です。何も心配いりません。読んでもらえばわかります。
目次
なぜフリーランスエンジニアは楽なのか?
まず最初に理解しておいて欲しいことは、フリーランスエンジニアはその他一般的なフリーランサーとは全く異なるということです。
世間がフリーランスについて抱くイメージは「低収入」「不安定」といったところでしょう。実際その通りで、フリーランサーの6割以上は年収300万円を切ってるし、いつ食えなくなるかわからない人も多いです。
ところが、「フリーランスエンジニア」に関してはその限りではありません。
こちらはフリーランスエンジニア専門エージェントである株式会社レバテックの独自レポートですが、70%近くの登録エンジニア(審査なし・無料登録可)の平均月収は60万円を超えています。平均年収にしてなんと862万円。一般的なフリーランスの3倍くらい。
また、同じくエージェントであるMidworksなら、もし仕事が途切れてしまっても、収入保障までセットになっています。稼働してたら本来貰える予定の報酬の80%が振り込まれます。安定性も申し分ない。
そもそも、エンジニアは圧倒的人手不足です。売り手市場のため、血眼になって案件を探さないと食っていけないみたいなことにはなりません。仕事は心配せずともあります。だからこそ、自分が納得できる仕事を選びましょう。そのための方法論をお伝えします。
フリーランスエンジニア の案件獲得方法
ここからはタイプ別案件の獲得方法について解説していきます。いずれの手段も選べるようにしておくと、よりマッチング率の高い案件に出会える可能性が高くなります。
1. エージェントを利用する方法
一番ベターなのがこれ。フリーランスエンジニア専門エージェントを活用すること。
最近のエージェントってほんと優秀なんですよ。案件数は豊富で、エンド企業直でマージン率も10%程度と低く設定してくれるところも多く、おまけに、働いた次の月の中旬にはもう報酬が振り込まれてたりするからキャッシュフローも良い。
エンジニア登録し、カウンセラーと面談してしまえば、勝手に仕事を探してきてくれます。契約関連の面倒な手続き一切不要。全部いい感じにやってくれます。
現在のフリーランスエンジニアの難易度を下げているのはまさにエージェントの存在によるところが大きいです。2〜3年の現場経験さえあれば独立できちゃいますからね。僕もそうでしたし。コネや営業力に自身がない人だけでなく、ベテランフリーランスエンジニアでも案件探しの手段として押さえておきたい。
デメリットで言えば、マージン(手数料)が8%〜15%くらい取られてしまうことと、エージェントも商売なので数字のために微妙な案件を掴まされたりする可能性がゼロではないということです。ここらへん円滑に交渉する自信のない人はLINE@やTwitterで僕に質問してくれたらある程度アドバイスできます。
以下の記事で僕が見てきた中で最強のエージェントをまとめておいたので参考までに。レバテックフリーランス、Midworks、ギークスジョブあたりは押さえておきたい▼
エージェントを利用する方法【メリット】仕事探しが半自動化できる
【デメリット】手数料が持ってかれる
2. 直接営業をかける方法
エージェントが進出していない地方圏では未だに一般的な案件獲得方法となっているのが、フリーランスエンジニアが直接営業をかけるスタイルです。もちろん仲介業者を挟まないので手数料はゼロです。
やり方はシンプル。一般的な営業マンと同じで、企業の問い合わせフォームなどからメール送ってアポ取って、スキルシート持っていって、自分を売り込みます。
先述の通り業界はエンジニア不足なので、大抵の場合は会ってくれるし、受注もさほど難しくはありません。が、一件一件アポ取って訪問してプレゼンして契約書類も自分で作って、となると死ぬほど面倒くさいです。
また、自分から企業にお願いしていく形なので、相手にプライオリティ握られやすいんですよね。条件交渉も若干不利になるし、やはり営業力がものをいう世界です。しかも、企業と個人の直取引なのでプレッシャーも自ずと大きくなってしまいます。
個人的には営業や契約締結にリソースを割くくらいなら、それらを全部エージェントに丸投げしてしまって、浮いた時間で副業頑張った方が合理的だと思います。
そもそも、エンジニアという人種に営業が得意な人は少ないので、仲介手数料がゼロになるのは魅力ですが、かなり敷居の高い案件獲得方法であることは間違いありません。
直接営業をかける方法【メリット】仲介手数料がゼロになる
【デメリット】時間と労力がかかる
3. 縁故受注を狙う方法
フリーランスエンジニアとして独立する際、元々所属していた会社から仕事を切り出してもらって受注するパターン。これは地方とかだと結構多いんですよね。
仕事の要領も既にある程度理解できているため、「やる作業内容は変わらず収入だけアップ」みたいなのが実現可能です。また、融通も効かせやすいので、報酬もかなり高めに設定してもらえたり、いきなりリモートワークなどの変則勤務が可能になったりします。
もちろん縁故受注の場合も、エージェントのような仲介業者を挟まないので手数料ゼロです。これまでの現場でそこそこうまくやってきた自信のある方は、一度元上司にFacebookなどからアプローチしてみてもいいかもしれません。
ただ、これまでの「エンジニアとしての偏差値」がものを言う案件獲得方法なので、誰にでもできるわけではありません。また、大手であればあるほど、業務委託(フリーランス)を採用していないところも多いため、現場はウェルカムでも会社に拒否られることもしばしば。
飽くまで、「縁故で受注できたらラッキー」くらいのスタンスでいることが大事です。常に縁故受注を狙いつつも、エージェントを利用して地に足つけて案件を選んでいくこと。
縁故受注を狙う方法【メリット】とにかく融通が効く
【デメリット】案件が見つかるかどうかは運
4. SNSやブログでインバウンド受注する方法
フリーランスのデザイナーさんはよく、SNSでポートフォリオを公開して集客→受注したりしてますが、エンジニアもそこまで一般的でないものの、このような形でインバウンドで受注することも可能です。
まず、githubに作ったアプリを公開しておくといいでしょう。そして、それをSNSやブログで定期的にアピールするんです。良いプログラムならいつか誰かの目に止まるし、IT企業の公式アカウントに自ら絡みに行って見てもらってもいいです。
僕も実験的に、当ブログで自分のスキルセットと案件の希望条件についてまとめた記事を投稿したところ、数件問い合わせがきました。(今は削除してますが)
こちらから営業をかけるわけではないので、プライオリティはこちら側にあります。ほぼ確実にこちらの要求を通すことができるし、仲介業者もいないので手数料もゼロ。おそらく最も割の良い仕事が見つけられる方法です。
間違いなく言えることは、エンジニアは情報発信した方が良いということです。フリーランスは指をくわえて待っていても仕事は見つからないと言いますが、情報発信によって、指をくわえて待っていても仕事が見つかる仕組みを作ればいいんです。
もちろん、誰かの役に立つ情報発信ができればそれでお金を稼ぐこともできるし、エンジニアにとっては良い事しかないんですよね。皆さんもぜひブログやりましょう。
SNSやブログでインバウンド受注する方法【メリット】希望の条件を自分で自由に決められる
【デメリット】コツコツ情報発信していく必要がある
「エージェントを利用しつつ余裕があれば他の方法も考える」がベスト!
フリーランスエンジニアの案件の探し方と言ってもいくつか種類があり、どれを選ぶべきか迷うところですが、まずはとりあえずエージェントを活用しましょう。
やはり、その巨大な案件ネットワークを利用できて、営業、契約関連の業務まで全部アウトソースできてしまうエージェントはめちゃくちゃ便利なんですよ。手数料も知れてるし。
エージェントが進出していない地域に関しては、それ以外の案件獲得方法に頼るしかありませんが、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌など主要都市在住のエンジニアは「有無を言わずまずエージェントに登録!」が正解。
特に初心者でいきなりガンガン営業こなすとか、SNSで集客するとかまず無理なので、それらの手段はフリーランスエンジニアの働き方に慣れてきてから挑戦すると良いでしょう。
さいごに:フリーランスエンジニアのハードルは低い
同じフリーランスでも、ライターなんてみんなジリ貧じゃないですか。1文字0.3円、時給300円とかで必死こいて文章書いて生活してる主婦とか。
一方、「フリーランスエンジニア」はその他フリーランサーと比べて圧倒的にイージーモードです。高収入かつ、働き方の自由度も高い。それは、「エンジニア不足」という社会的背景によるものでしょう。
お金を稼げるかどうかは、スキルがあるかどうかより、「お金が流れている場所に身を置くかどうか」です。そしていま、IT業界にはお金が流れ込んでいるということ。そしてこの傾向は向こう10年でさらに勢いを増していくと言われています。
嗅覚の鋭い人達がフリーランスエンジニアの旨味に気づきはじめた今、既に会社員としてエンジニアやってる方は一度自分のワークスタイルについて見直す時かもしれません。