どうも、フリーランスエンジニアのりゅうけんです。僕は東京で独立し、現在Uターンして大阪に住んでるんですが、関東と関西のIT業界って、エンジニアの報酬単価も案件の質もかなり違うんですよね。
さて、僕のような、案件探しをエージェントに丸投げしてるタイプのフリーランスエンジニアだと、ミスマッチの少ない案件に巡り会えるかどうかはエージェントの腕次第です。
そんなエンジニアに朗報。なんと今回、関東では言わずと知れたあの業界最大手「レバテックフリーランス」がついに大阪に本格進出する運びとなったのです。
マージン率の低さ、報酬単価の高さ、支払いサイトの短さ、案件数の多さ、全てを兼ね備えた最強クラスのフリーランスエンジニア専門エージェント、それがレバテックフリーランス。関西のエンジニアなら控えめに言っても登録必須です。
目次
レバテックフリーランスとは
大阪支店を取材させて頂きました。写真はレバレジーズの金さん。実は僕の大学の後輩っていう。
レバテックフリーランスを簡単に説明すると、レバレジーズ株式会社が手がけるフリーランスエンジニア専門エージェントです。僕たちエンジニアはレバテックフリーランスに登録することで、仕事を紹介してもらうことができます。もちろん登録費は無料。
僕が27歳の頃に思い切って独立した時に一番最初にお世話になったのがここでした。しょっぱなから月単価60万円の案件を持ってきてくれた時は神かと思いました。一部始終はこちら。
大阪におけるレバテックフリーランスの強み
大阪支店の面談部屋。おしゃれ。
大阪に進出したフリーランスエンジニア専門エージェントの中で、レバテックフリーランスは後発にあたります。大阪のエンジニアにはあまり馴染みがないかもしれませんが、それでも登録しておくメリットは相当あるんです。
強みその1:Web系エンド企業とのパイプが太い
なぜならレバテックフリーランスは、高単価案件が圧倒的に多いとされる関東のWeb系エンド企業群とのパイプが「とても太い」から。それらの企業の大阪支店などの案件も回ってきやすいわけです。
そのため、一般的に関東よりも10万円以上単価が低いとされる大阪でも、レバテックフリーランスなら関東と同様、65~70万円以上の高単価案件に巡り会える可能性が非常に高いです。
大阪だと、某大手Web広告系企業グループのゲーム会社なんかは非常に単価が高く。ここに参画できたら割と勝ち組と言われますが、レバテックフリーランスならガッツリコネクション持ってます。
また、大阪では清算幅(月の労働時間の基準)の下限が160hであるのが一般的ですが、こちらもWeb系企業なら関東の140hという基準に合わせてくれやすいです。この20hの差はデカイですよ。月に2~3日休める日が増えるわけですからね。要するに、関東と比べて若干エンジニアの待遇が悪い大阪でも、桁違いとも言える関東クラスの報酬単価や清算幅を獲得できる可能性があるということ。
強みその2:支払いサイトが業界最短
さらに、レバテックフリーランスの圧倒的強みの一つが、「支払いサイトの短さ」となります。支払いサイトとはつまり、働いた分の報酬が振り込まれるまでの期間を指します。
どこのエージェントも最近はこの支払いサイトが短くなってきてはいるものの、30日程度が一般的です。月末締め翌月末払いというスタイルですね。
ところが、レバテックフリーランスの場合、この支払いサイトがなんと15日なんです。いやもう、爆短ですよ、爆短。一般的な正社員ですら、翌月25日あたりだというのに、それよりさらに10日以上早いんですよ。本来、依頼元からお金を受け取ってから、手数料を抜いた分をエンジニアに渡すというのがビジネスモデルなわけですが、レバテックフリーランスは依頼元からお金を貰う前にエンジニアに先に渡してるんです。財務が良くないとできません。さすが最大手。
自営業なら早く報酬を受け取れるに越したことはありません。キャッシュフローを改善するなら、レバテックフリーランスは押さえておくべきです。
強みその3:転職事業も手がけていることから生まれるシナジー
レバテックフリーランスの運営母体であるレバレジーズ株式会社は、実はフリーランス専門エージェントだけでなく、レバテックキャリアなど、正社員や派遣社員の転職サポートも行なっています。これによってシナジーが生まれるんです。
例えば、正社員または派遣社員を募集している依頼元企業に、「こんな業務委託希望のエンジニアもいるんですけどどうですか」といった具合に交渉することで、フリーランスを滑り込ませることができたりします。
逆に、こちらがフリーランスで良い案件が見つからなかった場合、正社員や派遣社員として転職するという選択も可能になるということです。非常に柔軟性に富んでいます。
転職市場とフリーランス市場を網羅し、それぞれ非常に大きな規模を持っているレバテックフリーランスだからこその相乗効果。これは他のエージェントにはない強みです。
大阪のIT業界の悪しき文化に打ち勝てる
カフェラウンジっぽくなってる面談場所も。
大阪って実は、エージェントが自社の利益を確保するための悪しき習慣が色々と残っています。
例えば、「エンジニアが複数のエージェントにまたがって案件探しを依頼してはいけない」など。最初に大阪に来て、これを聞かされた時にはびっくりしました。「本当か?」と。
大阪は東京と比べて市場が小さく、エージェント間が裏で繋がっているため、エージェントに複数登録して並行して走らせていると全部バレるよと。それやると信用なくして今後仕事こなくなるよと。
正気の沙汰ではありません。エンジニアにとって、価格比較材料がなくなってしまうと、超不利です。一つのエージェントに案件探しを独占されるといくらでも安く買い叩かれてしまう。そんなことがまかり通っていたのでひと昔前の大阪のフリーランス市場です。
ところが近年、ギークスジョブなどの勢いのあるベンチャー系エージェントの大阪進出によってこの悪しき習慣も随分緩和されてきたんです。
レバテックフリーランスの担当の方は、「複数エージェントに案件探しを依頼している場合でも、しっかり各面談状況の進捗を報告してくれれば全く問題ない」と言ってくれました。
僕がこの悪しき慣習についてぶっこんで聞くと、「それはエージェントの怠慢である」と断言してくれました。レバテックフリーランスなら、エンジニアにとって公正な案件探しができるでしょう。
さいごに:大阪でフリーランスもアリ
未経験やスキルの浅い段階からフリーランスエンジニアを目指すなら、東京に移住してしまった方が有利でした。なぜなら、市場規模が圧倒的で案件の数も報酬単価も桁違いだから。先述したような大阪独特の悪しき慣習もないし、エンジニア有利に交渉を進めやすいです。
ところが、レバテックフリーランスやその他エージェントが大阪に進出してきたことで、大阪でフリーランスエンジニアになるという選択肢も「アリ」になってきました。
条件の良い案件に巡り会える可能性も高くなってきたり、未経験からでも派遣社員などを経てスキルアップしていく環境も整ってきたからです。
大阪で低賃金重労働で疲弊している若いサラリーマンエンジニアは東京以上に沢山いるでしょう。しかし、せいぜい2年程度の現場経験があればフリーランスには簡単になれるんですよ。
まずはエージェントで自分の市場価値を確認しにいってみてください。仕事が忙しいとか、やっぱり不安だというのもわかるんですが、エージェントとの予定をつけられた人から働き方が劇的に変わるというのも事実。やっぱり微妙だと思ったら独立しなければ良い話ですしね。