どうもフリーランスエンジニアのりゅうけんです。
「ITエンジニア」って今、2〜3年現場経験を積んで独立すれば、士業のように資格すら取得することなく年収1000万円以上を目指せるという、なんとも素晴らしい職業になりました。
さらに、在宅勤務や週3勤務といった多様な働き方が可能なのもITエンジニアの特徴。一般的に高収入で専門性が高い仕事と言えば、医者や弁護士があげられると思いますが、それらより圧倒的に「楽」です。もはや現代における最もコスパの良い仕事と言っても過言ではないでしょう。
さて今回は、そんなITエンジニアという職業への転身をなんと「無料」でサポートするサービスを取材してきました。その名も、プログラマカレッジ。(インフラエンジニア専門コースはエンジニアカレッジ)※両者の違いは後ほど説明します。
果たして「プログラマカレッジ/エンジニアカレッジ」では本当に未経験からエンジニアになれるのか。安かろう悪かろうではないのか。未経験から2年の現場経験を積んだ後、独立し、今も現役フリーランスエンジニアとして働いている僕がその裏側を徹底調査したので、これからエンジニアを目指す方はぜひご一読ください。
目次
運営企業「インターノウス株式会社」について
霞が関にあるオフィス。実際に行ってきました。
プログラマカレッジ/エンジニアカレッジの運営母体は、「プロエンジニア」というITエンジニア専門エージェントを手がける、インターノウス株式会社です。
ポイント1:圧倒的取引企業数
1700社を超える企業群との太いパイプを持ち、もはや関東圏のIT企業は網羅しきっているといっても過言ではありません。規模感で言うと、準最大手のギークスジョブと肩を並べるくらい。
そして、主な就職先企業はこちら。
さすがにサイバーエージェントとか自社内開発がメインのメガベンチャーになると、元々プログラミング経験があったり、何かしらのプラスアルファのスキルがなければ厳しいでしょう。年収も5~600万は普通にいきますからね。
ただ、多種多様な大企業への紹介口はきっちり押さえているのはさすがで、カリキュラムを全部修了すれば、「拾ってくれるところがどこにもない」みたいなことはほぼほぼないそうです。
年収はおそらく300〜400万円くらいからのスタートになると思いますが、そこで2〜3年ほどスキルを磨き独立すれば、どうせすぐに2倍3倍になるでしょう。
ポイント2:抜群の就職サポート力
就職サポート付きのプログラミングスクールは他にもありますが、このレベルで人材紹介に関するコネクションとノウハウが蓄積されているスクールは他に聞いたことがありません。転職エージェントとしてもトップクラスの規模なので。
実は、他のプログラミングスクールが就職サポートの部分をインターノウスに委託してたりしますからね。ここではどのスクールがとかは言えませんが、だったら最初から無料なプログラマカレッジ/エンジニアカレッジでよくね?という話になります。
「就職支援」って、支援対象者のスキルレベルの把握から面談のセッティング、具体的な契約の締結、さらには就業後のサポートまで、大変工数がかかる作業であり、ノウハウやコネがものを言う世界です。歴史の浅いプログラミングスクールが単体で軽々しくやってのけられるようなものではないんですよね。
その点、インターノウスはエンジニアの正社員転職の分野においては間違いなくトップクラスの就職サポート力を持っています。「本当に未経験から就職できるの?」と疑問に思ってる方は安心してもらって良いでしょう。
プログラマカレッジ/エンジニアカレッジについて
プログラマカレッジ | エンジニアカレッジ | |
概要 | JAVAプログラマーを目指すコース | インフラエンジニアを目指すコース |
習得可能技術 | HTML/CSS,Java,PHP | Shell,サーバ/NW |
期間 | 最短3ヶ月 | 最短2ヶ月 |
価格 | 無料 | 無料 | 受講スタイル | 半蔵門で集団講座 | 池尻大橋で集団講座 |
ここからはプログラマカレッジ/エンジニアカレッジの詳細説明になります。
最初に注意しておかないといけないのですが、プログラマカレッジは半蔵門、エンジニアカレッジは池尻大橋に通学可能な20代限定の、IT技術の習得から就職までをサポートするサービスということ。非20代だったり、受講後に就職する意思のない人はサービスを受けることができません。
チャットワークでの講師への質問等は可能ですが、原則オンライン受講はできません。飽くまで対面のサポートでしっかりカリキュラムを消化してもらい、本気でエンジニアになってもらうための環境を用意しているとのことです。
ポイント1:完全無料で学習から就職までをサポート
まず驚くべきは、これが「完全無料」であることでしょう。一般的なプログラミングスクールですら数十万円単位の受講料が必要になるところ、「無料」でしかも「就職支援」までついてくるわけです。
しかも、途中で離脱したり就職できなかったとしても、受講料の追加徴収等一切なし。タダより怖いものはないと言いますが、プログラマカレッジ/エンジニアカレッジはその限りではありません。よく、「無料プログラミングスクール経由で就職すると劣悪な労働環境の会社に身売りされるぞ」などと煽ってくる人もいるんですが、万一微妙な現場だったらすぐ辞めてまた別の案件探してもらえばいいんですよ。無料なわけだし。他に仕事なんていくらでもあります。
ポイント2:完全無料が実現できる理由
そもそもなぜ完全無料でサービスが実現できているかといと、プログラミング学習と就職サポートに関するコストが、多数の協賛企業からの支援でまかなわれているからです。
取引のある企業群から支援金を受け取り、それを使って受講生をサポートし、最終的に協賛企業へ人材を送り出して手数料を得るという養殖漁業をやってるわけです。業界内に太いパイプを持つインターノウスだからこそ可能なビジネススキーム。
みなさんご存知の通り、いまIT業界はとてつもなく人材不足です。特に、人材の流動性も高いので、企業は良い人材を確保するためにかなり大きな額の投資をしているというのが現状です。
他の業界だと、無料でスキルアップ支援なんてまず不可能ですからね。これからエンジニアを目指す人にとっては強烈な追い風が吹いている状態であることを認識して頂ければ。
ポイント3:正社員就業率96.2%という驚異的数値
カリキュラムを修了した受講生の正社員就業率はなんと96.2%。真面目にやれば誰でも就職できると言っても過言ではないレベル。
さらに詳しく聞きましたが、受講生の9割程度は1ヶ月以内に就職が決まるそうです。半年経っても就職先が決まらない〜といったケースはあるにはあるけど、稀であるとのこと。
ポイント4:地方在住者は残念。。
研修所は今のところ関東のみなので、地方在住者がサービスを受けるには上京するしかありません。今後、全国展開は考えられているそうですが、これは少し残念です。
とはいえ、関東は案件の数も報酬単価もその他地方と比べて圧倒的なので、未経験からエンジニア就業を目指すのであれば、いずれにせよ上京するのが最も効率的な選択かとは思います。
実際、僕も東京でフリーランスエンジニアになって、大阪に里帰りしましたが、仕事は多少見つけにくくなりましたからね。なんだかんだで、東京はエンジニアの聖地です。
また、インターノウスが都内にシェアハウスを運営する事業者と提携しているので、地方から上京してきた人が該当のシェアハウスに入居すれば初期費用を割引してもらえたりするらしいです。どうせなら活用した方がいいですね。
カリキュラムについて
プログラマコースのカリキュラム | インフラコースのカリキュラム |
■ コンピュータ基礎 ■ アルゴリズム ■ Java,PHP(サーバサイド、画面サイド) プログラミング ■ HTML,CSS ■ ウォーターフォールとアジャイル開発 ■ フレームワーク(Struts,Smarty) ■ データベース(PostgreSQL,MySQL) ■ テストツール(JUnit) ■ Linux.Apache ■ 仕様書、設計書の読み方、テスト項目の作り方など ■ 実践(ECサイト・アプリ開発など) |
パソコンの基礎、インターネットの仕組み、Linuxのインストールなど ■ Linuxの基本操作・概念 ■ Linuxサーバの構築 ■ データベース基本操作・概念 ■ 復習 |
内容はプログラマコースの方が濃いめ。どちらも初心者からで十分着実に学んでいけるカリキュラムとなっています。以下、ポイントを解説していきますね。
ポイント1:プログラマーとインフラエンジニアを網羅
実はプログラマカレッジ/エンジニアカレッジでは、それぞれプログラマーとインフラエンジニアの教育までサポートしています。ちなみに、インフラを教えられるスクール自体ほとんどないので驚きです。
プログラマーとインフラエンジニアの違いがよくわからない人のために簡単に説明しておきます。一般的に「ITエンジニア」と言われて思い浮かべるのがプログラマーだと思います。コードをガリガリ書いて、アプリとか作る人。
一方、インフラエンジニアは、プログラマーが書いたコードが動作する環境(サーバーやネットワーク)を構築したりメンテナンスしたりする人のことです。地味ですが、システムの根幹を管理する側なのでシビアです。
収入に関しては、関東のフリーランスエンジニアだと、プログラマーが70万〜80万、インフラエンジニアが60~70万/月といったところじゃないですかね。若干プログラマーの方が高くなる傾向にあります。特に、Java,PHP,Rubyが扱えるプログラマーは引く手数多なので。
やはりIT未経験者でも仕事内容がイメージしやすい、プログラマー向けカリキュラムへの応募の方が多いみたいですが、インフラもやってみると案外楽しいし、案件もそれなりにあるので興味のある方は受講してみてください。運用保守なら残業ほぼなし案件なんかも結構あります。
プログラマーとインフラエンジニアの違いはこちらでまとめておきました。参考までに。▼
ポイント2:ニーズの強い言語が学べる
プログラミング未経験者の人気言語としてあげられるのが「Ruby」ですが、プログラマカレッジでは主に「JAVA」「PHP」を学習します。というのも、実は業界でニーズの強い言語は後者だからです。
言ってしまえば、「未経験者の人気プログラミング言語ランキング」は「大学生の就職人気企業ランキング」みたいなもので、社会の実態とはかけ離れた存在です。
多くのプログラミングスクールでは、人気言語である「Ruby」をやらせようとしますが、プログラマカレッジは人気言語に迎合せず、しっかり就職に役立つ可能性の高い「JAVA」の習得を目指します。
実際、言語はひとつを深く理解すれば他の言語の習得コストは圧倒的に下がります。JAVAがわかればRubyも初見でそれなりにわかるようになるので、Rubyがどうしてもやりたいという方も、就職を目的とするならまずはJAVAに集中してみてください。
一方、エンジニアカレッジの方はサーバやネットワーク機器などのインフラ基盤を操作するための言語を学びます。こちらは主に「Shell」ですね。いわゆるスクリプト言語と言われ、JAVAと比べると非常に簡易なものです。
ポイント3:チーム開発をリアルに体験できる
正直、無料だからさすがに低レベルな技術しか学べないんだろうなと最初は思ってたんですよ。ところが、実際に研修所を見学し、受講生が取り組んでいるカリキュラムを確認して感じたことは、「めっちゃ内容濃い」。非常に高品質のため、他のプログラミングスクールからの利用依頼などもきています。
現役フリーランスエンジニアの僕が見ても、かなり深い部分までやるんだなといった印象でした。正直、他のスクールの有料講座より高いレベルの技術が身につくと思います。
受講生達は、数週間の座学を修了したあと、カリキュラムの理解度に合わせてチームを組んで疑似プロジェクトに取り組みます。これが非常に実践的で素晴らしいんですよね。ただ個別に与えられる課題をこなして終わりではないので、「準即戦力」ぐらいの戦闘力を手に入れられるでしょう。
擬似プロジェクトも個人の進捗度に合わせて難易度別に提供されるので、「まったくついていけなくなくて困った!」みたいなことも起こりにくいです。
ちなみに、多くのスクールでは受講生に卒業制作を求めたりしますが、プログラマカレッジ/エンジニアカレッジでは受講生に「企画をさせない」ようにしています。何故なら、実際の現場で「作りたいものを作る」なんてことはまずあり得ないからです。
仕様通りに要求されたものをしっかり開発して納品する、というエンジニアの本文にしっかり向き合ったカリキュラムとなっているんですよね。ここ、何気に痺れるところ。
ポイント4:働きながらの受講も可能
一般的には受講期間は、プログラマーが全3ヶ月、インフラエンジニアが全2ヶ月です。全カリキュラム修了後、受講生は営業からのサポートを受けながら就職活動に入ります。
以前まで、社会人の場合、仕事を辞めたり、まとまった休暇などを取れないと受講できなかったんですが、現在は就業中で学習のためにまとまった時間を取れないという方向けに、夕方以降の個別学習サポートも行なっています。転職したいけど、勉強している間収入が途切れるのが嫌だ、という方にはうってつけですね。
講師陣について
快く写真撮影を承諾して頂きました。左が井上さん、右が風見さん。
プログラマーコース、インフラエンジニアコース、どちらの研修所も、全体を統括するリーダーと、そのサポーターという二人体制で運営されていました。
講師の方は現場で第一線で活躍されてきた方で、それまでのキャリアをお伺いしましたが、間違いなく非常に高いスキルを持っておられる方だなと思いました。少なくとも僕よりエンジニアとして格上ですw
また、他にもインターノウスの現役エンジニアスタッフがサポートに入ってくれることも多々。スタッフのレベルは申し分ありません。今回は、プログラマーコースの講師の方にお話を聞きました。
一般的なスクールみたいに、現場経験のない情報系の大学生やスクールの卒業生が、なんちゃって講師やってるのとはわけが違います。確かな技術力と教育にかける情熱を持った方が講師を担当されていました。いやもうね、これが無料ってすごいよ。
だって、某スクールは講師陣を現役エンジニアで固めてるけど、受講料30万円とかしますからね。いかにプログラマカレッジ/エンジニアカレッジがお得かわかると思います。
受講生の声
半蔵門の研修所の様子。おしゃれな音楽流れてた。
受講生は20代限定で、大学生も社会人もどちらも同じくらいいます。フロアは進捗別にわかれていて、昼、夜あわせて200人程度の受講生がいます。傾向としてはなぜか文系出身者が多いそうです。
みなさんのエンジニアを志望した動機は「手に職をつけたい」「在宅ワークなどライフスタイルにあった働き方がしてみたい」「フリーランスエンジニアになって大きく稼ぎたい」というのが多かったです。やはり、職業としてのITエンジニアのコスパの良さに皆さん気付いてるんですね。
取材後、僕が運営しているオンラインサロンの参加者からも多くの人がプログラマカレッジを受講していて、めちゃくちゃ満足度高いです。
OLからエンジニアへの転身を試みたまゆさん▼
No.1のエンジニアカレッジに通ってるけど、いまだに「無料でいいの?」って思う😅
講師の方のサポートは手厚いし、未経験から3ヶ月で簡単なJavaを書けるようになった💪
ほんとに感謝☺️
【厳選】現役エンジニアが就職特化型プログラミングスクール比較してみた【決定版】 https://t.co/0GfRiSi9l4
— まゆ*元フツーのOL(29) (@mayuowl) 2017年12月29日
アパレルの販売員からエンジニアへの転身を試みたTsukkyさん▼
今日あっという間だったなー!
今まではお家で音楽聴きながら楽しく #progate でお勉強してたけど、#エンジニアカレッジ 始まってからは教室内でカタカタ鳴り続けるタイピング音が私の負けず嫌いセンサーを刺激してくれてやる気出るし、タイピングが速くなった気がする🙌
得することばっかり!笑
— Tsukky*プログラマカレッジ生 (@Tsukky_418) 2018年4月5日
受験のストレスで股間をかきむしる癖がついたちんかゆさん▼
未経験からプログラマー転職するならやっぱここだわ。
授業もテキストもほんとわかりやすい。徐々にステップアップできてると実感(๑╹ω╹๑ )https://t.co/LVyAj1pjv6— ゆとりん@ゆとりちんかゆ新婚ブロガー (@yutorin_rin_) 2017年8月3日
全カリキュラムを修了できるのは全体の何割?
ぶっちゃけた数字を聞いて参りました。
途中で離脱することなく、全カリキュラムを修了できる人の割合は、プログラマーで7割。インフラエンジニアで9割程度だそうです。
僕はこれを聞いた時は、「お、けっこう生き残るやん。」という印象でした。というのも、プログラマカレッジ/エンジニアカレッジは「完全無料」なので、舐めたやつが一定数いるはずなんですよ。お金払ってない状態で覚悟決めるのは難しいですからね。
やはり聞くところによると、初日のお昼休みにそのままバックレたり、そもそも何の連絡もなしに来ないっていうバカもいるそうです。そんな中で、これだけの割合の受講生がちゃんとカリキュラムを修了してるというのは、「けっこうええんちゃうん」と。
ちなみに、プログラマーの方が離脱率が大きいのは、単純にプログラミングの方が難しいからだと思います。論理的思考が必要になりますからね。インフラエンジニアの方は、スイッチやサーバーのコマンドとshellさえ覚えたらなんとかなるので。カリキュラム自体も短いし。
実際の現場でシビアな仕事が要求されるのは、システムの根幹を取り扱うインフラエンジニアの方ではあるんですが、IT未経験者にとったら案外こっちのがとっかかりやすいのかも。
結論:プログラマカレッジで間違いない
未経験からエンジニアを目指すにあたって、「プログラマカレッジ/エンジニアカレッジを受講する」は最も合理的な選択の一つだと思います。
何と言っても、無料でこれだけ深いレベルの学びが得られる環境は他にないですからね。カリキュラムの精度も講師の質も非常に高く、就職サポートまで一級品ときたら、もはやプログラミングスクールなんて通ってる場合じゃないですよ。
冒頭でも述べた通り、今「ITエンジニア」は異常にコスパの良い職業です。フリーランスになれば、高収入、短時間労働、多様なワークスタイルを、資格すら必要とせず手に入れることができます。
その入り口が、これまで全くITとは違う畑にいた人にすら開かれているのがスゴイことなんですよ。
フリーターであろうがニートであろうが、覚悟さえあればITエンジニアになれるわけです。プログラマカレッジ/エンジニアカレッジなら。