どうも、「なんか深いこと言ってそうにみせる技術」に定評のあるりゅうけんです。
実は印象的な文章には方程式があります。実際大したこと言ってなくても、「なんかすごいこと言ってそう」にみせることは容易いのです。
自分の本来の実力以上の影響力を獲得したいなら、この「禁断の文章術」をマスターしてみましょう。今日は、いくつかのテクニックについてお話しします。これであなたも名言製造機。
同じ単語を二回繰り返す
同じ単語を二回繰り返すと、なんか意味深っぽいこと言ってそうに見えます。
嫌われることに慣れていくと、最終的に嫌われていたことを忘れる。
— やまもとりゅうけん (@ryukke) 2017年3月14日
これとかもそうですね。
「他人を変えられる」なんて思っていない人にしか、他人は変えられない。
— やまもとりゅうけん (@ryukke) 2017年4月15日
まあ、韻を踏んでるようなもんです。コツは同じ単語を、真逆の文脈で使うことです。すると、「なんか論理的かも」と思わせることができます。
例えば、以下の◯◯に当てはまる言葉をなんでもいいのでいれてみてください。
「◯◯は強い。だが、◯◯は時に脆い。」
例えばこんな感じ。
→「女は強い。だが、女は時に脆い。」
→「AIは強い。だが、AIは時に脆い。」
→「メディアは強い。だが、メディアは時に脆い。」
ちょろいですね。
上から目線で徹底的に決めつける
そして、次は上から目線で決めつけてみましょう。
批判の9割は批判すること自体が目的であり、ただの脊髄反射なのだ。彼らが「内容」を理解していることはない。
— やまもとりゅうけん (@ryukke) 2017年3月17日
インターネットの世界って偉そうに言ったもん勝ちなんですよ。謙遜なんて無意味です。文字通りにしか受け止められないから。「能ある鷹が爪を隠してる!」なんてところまで推察できるほど優秀な人はネットの世界にはいません。
。。という風に決めつけると、「なんかこの人自分の意見をすごく持ってるかも」って思うでしょ。
この国では誰かに叩かれるのを恐れている人が大半です。それ故に、断定口調で意見をしっかり述べる人間をヒロイックに感じてくれるんですよ。もちろん、自分が思っていないことは言う必要はなく、言葉のエッジだけあげる感じ。
もちろん、あなたの過激化した発言によって勝手に否定された気になって攻撃してくる人もいますよ。「横から失礼します。この文章を読んで少し腹が立ちました。」みたいな異常にセンシティブな人ね。そんな連中には、僕のクソリプ返しテンプレをぜひプレゼントしてあげてください。きっと喜ぶと思います。
おまけ。
オカンの「もうごはんできたからはよおいでー!」は、あてにしてはいけない。大抵まだ全然できてない。
— やまもとりゅうけん (@ryukke) 2016年10月11日
これとか何も言ってないに等しいネタツイートなんだけど、謎の教育論でガチレスしてくる人たまにいます。決めつけすぎると深いこと言ってると勘違いされますね。
「〜でもなく〜でもなく〜でもない。」
反論の余地を潰せば潰すほど、オピニオンは力強くなっていきます。とは言っても、SNSの短い文章で全ての事象に対して反論処理を行うことは難しいです。そんな時は、何でも良いからとりあえず3つ否定しましょう。
炎上ブロガーの発言内容の是非を問うより、たとえマーケティングであろうが、彼らが自身のブログを炎上させられるだけの「個」を持ってることを評価しよう。
どこにでもいる一般人には、他人の感情を揺さぶるような哲学も無ければ、知識もなく、何より勇気が無い。
— やまもとりゅうけん (@ryukke) 2016年6月28日
「〜でもなく〜でもなく〜でもない。」という言い回しです。よく、プレゼンでも主張の根拠は3つあげろと言われるじゃないですか。3という数字には人間を降伏させるような魔力があって、3回言い切られたらそれだけで論破されたような気分になるんですよ。
完全論破が難しい時は、否定を3つ並べておけば十分パワーのある文章になります。
ただし、論破すれば読まれるというものでもないので注意は必要です。読み手に反論の余地を与えた方がソーシャルで拡散されやすいので、バズりたい方はあえてツッコミどころのあるアホっぽい文章を書きましょう。
さいごに:当たり前のことしか言えないならせめて表現で魅せろ
「早起きはした方がいい」とか「無駄なものは捨てた方がいい」とか、そんな当たり前のこと言うために3000字かけてダラダラ綴るような記事はGoogleに無視されたらいいのにね。
— やまもとりゅうけん (@ryukke) 2016年10月28日
たまにクソしょうもない文章書く人とかいるじゃないですか。「そんなんみんなわかってますけど」的なやつ。文章は、書き手の人生経験が反映されるものなので、しょうもない文章しか書けない人生を送ってきた人は、そもそも生き方見直した方がいいと思います。
とはいっても、文章で食っていくと決めたなら、人生見直すなんてそんな悠長なことは言ってられません。そんな時こそ、この禁断の文章術でそのしょうもない文章に下駄を履かせてあげて欲しいなと思います。