ITエンジニアに資格は一切必要ない理由。勉強してる暇があればアウトプットしろ

どうも、元エンジニアのやまもとりゅうけん(@ryukke)です。

僕はこれまでエンジニアとして5年以上現場経験を積んできたんですが、 これだけは言い切れることがある。

「エンジニアに資格は必要ない。」

資格を取らないと法的にできない仕事ならギリわかりますよ。医者とか会計士とか弁護士みたいな。でも、エンジニアは資格なんてなくても働けるじゃないですか。じゃあ、取る意味なくね。

というのも、エンジニアは座学なんてやってる暇あればなんか作れって話なんですよ。で、作ったものをエンジニア向けのLTで発表するんですよ。それが一番効率の良い学習方法です。

そこで今回は、ITエンジニアに資格が必要ない理由についてお話しします。新米エンジニアの方々は今すぐ資格の勉強を辞めてください。上司に無理やりやらされるなら転職しましょう。20代の貴重な時間をそんなことに割くものではありません。

【著者プロフィール】
やまもとりゅうけん(@ryukke)
WEB/ITコンサルのワンダフルワイフ株式会社代表取締役。 新卒で東証一部上場企業にプログラマーとして就職したのち、27歳でフリーランスエンジニアとして独立し、サイバーエージェント大阪支店等に勤務。 現在は日本最大規模の複業コミュニティ「人生逃げ切りサロン」を開設し、3年間で参加者5000名超まで拡大させる。

インプットはアウトプットに組み込まれている

これはIT以外の全てのことに言えるんですが、「インプット」という作業はほとんどの場合、必要ありません。みんな、まず「インプット」してから「アウトプット」しようとするんですが、本当は「アウトプット」自体が「インプット」なんですよ。わかるかな。

例えば、泳げない人はどれだけ体育の教科書を読んでも泳げるようにはならないわけです。まずはプールに飛び込んでみないと話にならない。つまり、「実践=アウトプット」の中に、真のインプットが含まれているということ。

こんなことは、スポーツの世界ではみんな頭でも体でもわかってるのに、なぜか知的活動においてはアウトプットの前段にインプットを置くのが当たり前だという風潮がある。

「勉強が大事だ」というセリフが、みんなを本質から遠ざけてるんです。ITエンジニアとしてのスキルを向上させたいなら、とりあえず何かしらのアプリケーションを作ってみてください。どうせその過程でググりまくるでしょ。そこで初めてインプットすればいいということ。

そもそも資格の費用対効果薄すぎ

時々、「手当のため」なんて意味不明な動機で資格の勉強をはじめる人がいるんですが、正真正銘のバカだと思いますね。

だって、そもそも資格の費用対効果って薄すぎるもん。新卒エンジニアが大体取ってる、「基本情報技術者試験」とかなんなの。何のために取るのか全く意味がわからない。

「基本情報技術者試験」はど素人でも500時間くらい勉強すれば合格できるとされていますが、受かったところで、太っ腹な会社でも5万円程度の一時金を受け取って終わりです。

500時間もかけて5万円ですよ。え、なに?バカじゃん。時給100円てwww

500時間っていったら、ほぼ3人月です。一人のエンジニアがフルタイムで現場で3ヶ月も稼働すれば相当スキル向上しますよ。それをそんなくだらない試験勉強にあてるなんてもったいないの極み。

Githubで自作アプリ公開すればよし

そんな暇があるなら、Githubに公開リポジトリ作って、そこに何でもいいから自作アプリケーションをプッシュすればいいんですよ。500時間もあれば、そこそこのモノができます。転職や独立の際に、それをポートフォリオとして使うんです。資格なんかよりよっぽど説得力あります。

ポートフォリオは、アプリの出来不出来以上に、何よりも、「技術習得に対する意欲の高さ」を示すことができるので効果的です。

ITの世界では、次々と新しい技術が生まれているので、そこに自発的にキャッチアップできない人材はすぐに使えなくなってしまいます。だからこそ、業務外でも「ITを使ってなんかやってる」人を高く評価するようになってるんです。

これが「資格」だと、やらされて取ってるだけの人が多い+コモディティなのでインパクトが弱いということ。

だって、よく考えてみてくださいよ。あなたが企業の人事だとして、「基本情報技術者試験合格」なんて書かれた履歴書を見て、「はい!合格!」となりますか?そんなの「そろばん検定4級合格」と同レベでしょ。「で?」としかなんない。

資格で評価してくる会社なんてこっちから断れ

資格の取得を強制してくる企業って未だに多くありますが、そんな無駄な努力を強いてくるような会社にいると飼い殺されますよ。

ある意味、資格を取らせたい会社の気持ちはわかるんですよ。企業組織にとって、従業員のスキルにばらつきがあることはリスクになるので、従業員のITへの理解度を平準化させるためには、一斉に資格を取得させるのは有効なんです。

だけど、実際に資格を取得する側からすると、資格を取得するメリットってあまりないことはもうお分かりですよね。企業は「資格を取っておくと転職にも有利だ」とか、「知識のベースアップができる」とか都合の良いこと言いますが、要するにあなたを効率的に管理するための謳い文句なわけです。

そこに気づけば誰も資格なんて取らないんだけどね。

ちなみにフリーランスエンジニアは資格いらない

ちなみに僕はITに関する資格は一切持ってません。フリーランスエンジニアは資格なんて持ってなくても通用します。

エージェントの営業マンが優秀だからというのもありますが。フリーランス志望の方はこちら参考にしてみてください。

僕は、仕事を請ける時は、技術経歴書を提出して、「こんなことやってきましたよ〜」「御社の案件ではこのスキルを活かせますよ〜」って言うだけです。

実際に手を動かして学び、現場で発信してきたことしか語らないので、それが何よりの説得力になるんですよ。

資格持ってるだけじゃ、つっこんだこと聞かれたらすぐに答えられなかったりするでしょ。それはアウトプットしてないから。頭ではわかってても、瞬時に口に出せないんですよ。だから、あなたはいつも、「本当に資格とったの?」とか言われるわけ。

いますぐフリーランスエンジニアになろう

● フリーランスエンジニアってかなりの技術力が必要じゃないの?
● フリーランスエンジニアって営業力が必要なんじゃないの?
● フリーランスエンジニアって不安定なんじゃないの

これらは全部誤解です。2~3年の現場経験があれば十分通用するし、年収800万円以上の高報酬でかつ、自由な働き方をチョイスできるのがフリーランスエンジニアという働き方。ここではエンジニアをサポートする最強の5社をまとめてみたので、ぜひ現役エンジニアの方はご一読ください。

詳細はこちらから

おすすめの記事