どうも、現役フリーランスエンジニアのりゅうけんです。
今って、会社員のままでいても生活が安定するとは限らないじゃないですか。
正社員だと簡単に解雇はされないとしても、業績次第で突然のボーナスカットを食らったり、上司に恵まれず人間関係でうつ病になったりと、サラリーマンは自分の力の及ばないところで様々なリスクを抱えているわけです。ITエンジニアという職種においてもそれは例外ではありません。
そんな中、自分の責任で好きな仕事を好きなタイミングで選べて、サラリーマンの数倍稼げる「フリーランス」という働き方って、実はむしろサラリーマンより安定してるんじゃないか。。?
情報感度の高いエンジニアであれば皆、「フリーランスになるのはどうだろうか?」と、一瞬頭をよぎることがあると思うんですよ。だけど、サラリーマンエンジニアだと、周りにフリーランスがいないから生の情報がなくて決断できず、ずるずると会社員を続けてしまう。
今回は、27歳でフリーランスエンジニアに転身し、クラウドインフラの技術者として現役で活動している僕が、フリーランスって実際どれくらい収入が得られるのかについて解説していこうと思います。
フリーになろうか迷っている方の背中をちょっとでも後押しできればと思います!
目次
実務経験が3年以上のフリーランスエンジニアは月60万円以上が相場
エンジニア向けの転職・独立のサポートをしているレバレジーズ株式会社が作成した市場レポートによると、フリーランスエンジニアの4割は1ヶ月60万円の単価で業務委託契約を結んでいるそうです。
そして、フリーランスのおよそ70%は、年収でいうと720万円を超えているということです。
フリーランスエンジニアの働き方について初めて触れる方は「え、そんなもらえるの?」と思うでしょう。僕もそうでした。ですが実際、僕が一番最初に参画した案件の月単価は60万円でしたし、妥当な数値なんですよね。
僕の友人のエンジニアはほとんどフリーランスでやってますが、彼らの中には月の報酬が100万円を超える人もいます。特に、東京(特に渋谷周辺)でWeb系の開発案件をやってるエンジニアはそれくらいそれくらいいってますね。
というのも、PythonやRuby、Goといった言語で開発できるWebエンジニアは需要に対して圧倒的に足りていないのです。Webエンジニアにとっては空前絶後のバブル期なので、独立するなら今だと思います。本当に。
一方、僕のようなインフラエンジニアは、開発系のエンジニアと比べると需要は少なく、単価も10万円〜程度低くなりがちです。ところが、近年、AWSやGoogle Cloudといった、クラウドインフラで開発や運用の効率化を図る企業が増えてきており、これらの技術について知見のあるエンジニアは徐々に高単価案件がとれるようになってきたように感じます。
僕も最近はもっぱら、AWS専業のフリーランスエンジニアみたいになっていますが、インフラエンジニアは従来的なオンプレ環境専門エンジニアのままでは戦いにくくなってきてますね。Vmwareなどのプライベートクラウドの需要はまだまだありますが、それだけだとキツイ。
PythonやNodejsが読み書きできて、開発系エンジニアのように、Gitを使ったシステム開発にも慣れていく必要があると思います。
高単価案件を獲得するコツとは
基本的には、高い技術力と、マネジメントスキルがあれば、単価は高くなるのですが、そうでなくても、交渉の仕方を間違えなければ高単価案件に参画できます。
エンジニアがフリーランスになる場合、今だと、ほとんどの場合「エージェント」を経由することになると思います。個人のエンジニアが縁故で案件をもらう、というのは実は少数派なんですよね。
そして、「エージェント」とは、一般的に依頼元企業とエンジニアを仲介する企業のことで、大手で言えば、レバレジーズ株式会社や、ギークス株式会社などがそれにあたります。
エンジニアが高単価案件を獲得するには、彼らに対して、希望の単価をしっかりと伝え、妥協しないことが大事です。たまに、案件の条件として「単価はいくらでも良い」と伝える人がいるのですが、それだと割の合わない仕事を紹介される可能性があります。
例をあげるなら、依頼元企業が70万円支払うなら、エンジニアの取り分は65万円で、エージェント企業が5万円分手数料を中抜きするというのが一般的な形なんですが、「報酬はいくらでも良い」といってると、取り分が60万円になって10万円抜かれてしまうといったイメージです。
先に紹介した大手エージェントだとそのようなことはないと思いますが、中には一切手数料を開示してくれないエージェントもあるので気をつけてください。しっかり、希望の単価を伝えて、手数料も教えてもらうと良いです。
ちなみに、僕は文系出身のインフラエンジニア歴2年でフリーランスに転身していますが、それでもエージェントに最初から単価60万円以上の案件しか紹介してくれるなと伝えていました。心配しなくても、あなたは当時の僕よりずっと技術力はあります。強気でいきましょう。
後は、「私服勤務可」「常駐先の会社が自宅から近い」などの条件をお好みで伝えれば、より希望にあった案件に巡り会えるでしょう。
フリーランスエンジニアで仕事とるならココ!
それでは、僕が最も「最強」だと感じるエージェント企業を紹介します。これらのエージェントはとにかく案件数が豊富で、全国展開もしているため、首都圏のみならず地方エンジニアにもチャンスを提供してくれます。
それがこちら。特に、ギークスジョブとレバテックフリーランスは、間違いないです。
ところで、フリーランスエンジニアは何故か「リモートワークが主体」というイメージがあるそうなんですが、実際は、まだそのような非常駐型の案件は少なく、一般的なエンジニアと同様、フルタイムで特定の場所に通勤するというスタイルが多いです。
なので、生活スタイルや働き方はサラリーマンエンジニアだった頃と大して変わらないんですよ。エージェント経由で案件に参画するフリーランスエンジニアに多い、「準委任契約」の場合、成果物ではなく業務自体が対価となるため、実は期限までに成果物を納品する義務はありません。
清算幅で決められた時間、真面目に働いていれば特に問題ないのです。確かにプロバー社員の間には、「業務委託で金払ってるんだからちゃんとやってくれよな」的な空気が若干流れてますが、そこまで気にするほどでもありません。
また、数は少ないですがリモートワーク可能な案件もあるので、自宅で作業ができる喜びを噛み締めたい人はフリーランスに慣れてきてからやってみるといいと思います。僕もリモート案件抱えてますが、楽しいですよ。楽だし。
さいごに:フリーランスエンジニアは現代で最も再現性の高い「成功」の形
先ほども述べた通り、フリーランスエンジニアなら月収60万円、年収720万円以上は「当たり前」なんですよ。
20代30代だとこの数値は非常にインパクトがあるのではないでしょうか。サラリーマンの平均年収は400万円程度ですから、フリーランスエンジニアは収入だけ見ると、プチ成功者であると言えます。
しかも、今だとこれが再現性の低いキャリア選択ではありません。IT未経験であっても、TechAcademy [テックアカデミー]などのプログラミングスクールに通い、派遣社員などから2年ほど経験を積めば誰でもなれるんですよ。
現役エンジニアであれば、なおさらフリーランスになることは容易です。ただ、契約形態を変えるだけの話ですからね。
向こう10年はこのエンジニアバブルは続くと思いますが、フリーランスになるのであれば早ければ早い方が良いでしょう。フリーランスで一線で活躍していた経験があれば、40代になっても正社員に立ち戻ることは難しくないでしょうから。