30代目前にフリーのWebエンジニアを目指す非技術者の生き方

どうも、フリーランスのインフラエンジニアをやりながらブログをはじめとする複数の収入源でHAクラスタを組んでいるりゅうけんです。

この度、30代目前にして研究者からWebエンジニアへの転向を目指す、「研究者かみざとのブログ」を運営されているかみざとさんを取材させて頂きました。

研究職→Webエンジニアは、比較的珍しいキャリアパスですが、かみざとさんの先を見据えた決断にしびれます。これから技術者を目指される非IT業界の方は必見。

かみざとさんのプロフィール

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1987年4月10日生まれ。沖縄県出身のかみざとさん。なんと僕と誕生日が一日違いというから驚きです。

研究職でお勤めの傍ら、TECH::CAMPというプログラミングのスクールを受講し、4000名の卒業生の中から上位の成績を収めた人にだけ与えられる、「エバンジェリスト」という称号を獲得されています。TECH::CAMPの有料学習用資料にフルアクセスできるらしいです。すご。

それにしてもガタイが良くて見た目が全然研究者っぽくない。フットサルめっちゃうまいらしいし、いいですねこの型破り感。渋谷で働くWebエンジニアにいそう。

なぜエンジニアを目指したのか

地元沖縄にいる母親との時間を多く作ってあげたいという思いから、パソコンとネット環境さえあればどこでも仕事ができるWebエンジニアになることを決意されたそうです。

確かに、IT業界ではリモートワーク可能な案件もどんどん増えてきており、オフィスに通勤しない働き方は一般化しつつあります。沖縄で暮らしながら東京の案件をこなすのも難しいことではないでしょう。

会社に給料だけでなく、住む場所や人間関係まで決められ、与えられた枠組みの中で生活していくのが当たり前とされる中、「これくらい稼ぎたい」とか「ここに住みたい」とか「誰と時間を過ごしたい」といった、自身の理想のライフスタイルから逆算して、働くことを決めていく生き方って格好良くないですか。僕は格好良いと思います。

自分の人生の主導権を自分が握る。そのための武器としてのプログラミングですね。

プログラミングで実現したいこと

かみざとさんはWebエンジニアになること自体が目的ではなく、「プログラミングを通して人の役に立つこと」が目的だそうです。うん、まぶしすぎて直視できない!僕なんか最初は、ただお金稼げそうだからなっただけですからねw

ひと昔前と比べて、プログラミングが随分と一般的になった今でも、まだまだITで便利にできることは山ほどあります。彼は沖縄出身ですが、地元では特にそのことを感じるそうです。

今、起業家ですら、自分一人で簡単なWebサービスをローンチできるくらいのITスキルは持っておいた方が良いと言われています。もはや、プログラミングは社会に影響を与えるための必須ツールと言えるでしょう。

プログラミングがあればアイデア一つで誰かの人生を豊かにできる可能性は十分にあります。かみざとさんがいつか、画期的なサービスを世に送り出されることをこっそり期待しておきましょう。

プログラミングを学んで感じたこと

プログラミングを学んで、社会には不便がまだまだ沢山あることに気づいたそうです。

彼の本業である研究職では、大掛かりな機械を使って、継続的にデータを取り、分析していく作業を行うわけですが、データはエクセルに手入力で紙の資料がメインという、驚くほどのアナログっぷりです。

IT業界ではビッグデータや機械学習なんてフレーズが飛び交う中、まだまだ前時代的な情報処理を行なっている企業の方が圧倒的に多いのかもしれません。これは逆を言えば、ビジネスチャンスが死ぬほど転がっているということでもあります。

ITをどう活かしていきたい?

かみざとさんは、IT一本ではなく、「IT」プラス「自分の専門分野」が最強であると考えられていました。研究者であるという文脈において、ITを自身の強みとしていく生き方。

以前、こんなツイートをされていました。

めちゃくちゃビジョンが明確です。

単にWebエンジニアになるのが目的ではなく、プログラミングをひとつの武器として人生に取り込んでしまおうという考え方。なんて殊勝なこと。こういう技術者が世の中を創っていいくんだろうなと思います。

さいごに:カジュアルにエンジニアになる人が増えて欲しい

プログラミングって大して難しくないんですよ。一部の人にわかりやすく言えば、RPGツクールみたいなものです。かみざとさんのような「研究者」という地頭のものすごく良い方々であれば余裕で習得できます。本当に。

しかも、1年くらい真面目に技術を学んでフリーランスになれば簡単に月単価50万円以上で仕事を請けられようになるし、コスパが異常なんですよね。さらに、ブログなどの情報発信系のスモールビジネスにおいてもプログラミングスキルはかなりのアドバンテージになるし、まさに現代の打ち出の小槌と言っても過言ではないでしょう。

エンジニアは35歳が定年だなんて都市伝説を未だに信奉している人も多い中、全くIT業界と関係のない研究職からWebエンジニアへ転向されるかみざとさんの生き方は今は珍しいです。しかし、かみざとさんも受講されていた、TECH::CAMP [テックキャンプ]やTechAcademy [テックアカデミー]などのプログラミング系のスクールが社会的に認知されてきた今、どんどんITの敷居が下がってきています。

非技術者からのITエンジニアへの転向はこれからもっとメジャーになっていくでしょう。始めるのに遅すぎることなんかないです。アラサーだろうがアラフォーだろうが、「エンジニア」という仕事に可能性を感じたなら積極的にチャレンジしてみて欲しいなと思います。

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