「自分金欠なんで〜」これを平気で言える感覚を持ってたらあなたはヤバイです。
大の大人がそんなプライドもクソもないようなセリフ、僕だったら本当に金欠だとしても絶対吐けない。なんでそんな無能アピールしてるんですかと。
資本主義社会において、稼げないアピールをするのは、自分には人間的、社会的な価値がありませんと主張するということです。「僕はち○ちんがちっさいです!」って公衆の面前で主張するのと同じですね。恥を知って欲しい。
何か大きなことに挑戦していてお金がないならまだしも、お金がないことに何の恥も感じず、それどころか、それを自分が行動しない言い訳として使う人間は情けないにもほどがあります。
今回は、以前出会った重度の「金欠君」のお話をしましょう。
目次
プライドのない夢追い人
以前、東京に住んでいた頃、友達に俳優志望の男性を紹介されました。彼は田舎から東京に出てきて間も無いため友達をつくりたいというので、飲み会に誘いました。ところが、彼はとんでもない貧乏性だったのです。
いやいや、お前が最初に友達欲しい言うたんやないかい。しかも、いきなり「金欠です」だと?みっともないとは思わないのか。もうこの時点で、この人とは友達にならないでおこうと思いましたが、こういう人種の頭の中はどうなってるのかが気になったので、色々聞いてみました。
もっと稼ごうとはしないの?
完全に重症です。金がなくて友達付き合いもままならないって、そんな人生悲惨です。この人はこれまでもこれからもずっとこうなんだろうなという確信が持てました。もはや「貧乏」が遺伝子に組み込まれてるんじゃないですかね。
なんで俳優なの?
ぶっちゃけ、彼はフツメン中のフツメンです。しかもちょっと小太りです。おそらく、「誰でもいいからとりあえず事務所に連れてきたら報酬が得られる」フルコミ営業マンに、田舎者の彼はキャッチされてしまったんでしょう。リテラシーがない、というのも金欠君の特徴ですね。
俳優活動はお金になってるの?
ただ、なんとなく夢が叶えばいいな〜っていうくらいの温度感でした。素人の僕から見ても、何も光るものを持ってなさそうなこの金欠君が、3年後、夢を諦めて田舎に帰っていく姿が想像できてしまいました。ってか、「交通費も自腹って、汁男優バイト以下やん」と内心思いつつも、こらえた。
金欠の言い訳として消費される「努力」
彼は「お金がない」ことを正当化しているように見えました。
自分は俳優を目指して努力している。だからお金は今は稼げてなくてもいいんだ、と。夢を追っている自分に酔っているのか。夢を追っている自分さえ演出していれば、現実から目を背けていられると思っているのか。
どちらにせよ、お金がないということが、言い訳として通用すると認識している時点で、彼は何か都合が悪いことが起こる度、一生お金がないといい続けるだろうし、周囲の人間からは「金がないやつ」と認識されます。
資本主義社会において、金がなく、金を稼ごうともしない人間は、応援されません。Jリーグで言うと、年間無得点で合コンばっか行ってるフォワードみたいなもんです。周囲のサポートを受けられなくなると、さらに悪循環に陥り、そのまま歳を重ねる→下流老人になる→孤独死、というコースが見えてきますね。
もちろん、本人の人生なので、彼らの生き方に口を挟むつもりはありません。だけど、自分は未来永劫、100万回生まれ変わったとしても絶対にこうはなりたくないなと思うのです。
稼げない夢追い人の夢は叶わない
東京に住んでた頃は、一流の歌手を目指したり、一流の美容師を目指したり、東京には夢を持ってやってくる人と出会うことが多かったけど、「自分には目指すものがあるから貧乏でいいんだ」という発想の人が異常に多かったことを覚えています。
お金とは、社会へ価値を提供しはじめて得られるもの。つまり、「貧乏でいいんだ」という発想は、社会への貢献を無視した利己的な発想です。結局、そんな自己中な人間の夢が叶うことなんてないんだなということが、東京にいてわかりました。お金持ちほど、他者志向ですからね。
「夢を追う前に金を稼げ」とまでは言わないけど、夢を追いながらも、社会に価値提供してお金をしっかり稼ぐ、ということを意識してない人は、他人からの信用は得られないし、どこかでうまくいかなくなります。
結論:貧乏は感染するから消えてほしい
貧乏って病気です。感染します。一緒にいて彼らの悪いオーラを浴びると、自分もダメになっていくんですよね。
人は、サッカーやってるとサッカー顔になってくるし、夫婦は長年一緒に生活してると似てくるし、環境によって無意識的に染められていくわけで、「どうなりたいか」は「何とともに時間を過ごしたいか」とイコール。
つまり、金欠君みたいになりたくなかったら、金欠君との交流を一切絶つというのがベストプラクティスなわけです。「周囲の人間の平均年収がじぶんの年収だ」と誰かがよく言う言葉だけど、まさにそういうことなんですよね。
僕自身は金持ちでもなんでもないですが、これからもプライドを持って生きていきたいなと思います。