コミュニケーションに説得力を持たせる「うまい例え話」を量産する方法

山本さんって、なんでそんなにポンポン例え話思いつくんですか?と言われます。

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コミュニケーションにおいて、「主張」と「例」はセットです。説得力のあるオピニオンには、受け手目線の例え話が必ず含まれています。

「主張」とは「飲み薬」であり、「例」とは「オブラート」です。受け手がその主張をすっと飲み込めるようにするために、例というオブラートで包みます。どれだけ受け手の目線になって、彼らの理解を促す、身近でわかりやすい例を提供できるか。

いくら素晴らしい主張であっても、理解されなければ意味がありません。コミュニケーションにおける力のかけどころは主張することよりも、例を探すことです。

今回は、例え話マニアの山本がいかにしてオブラートを生産しているかと、例え話の重要性について述べていきます。

例え話生産方法

以下の記事で述べている思考の整理術の前段階のようなものです。

仕事でもスポーツでも、何か目標を持って行動し続けていると、自分の主張が生まれてきます。例えば、低度なものでいうと、「やっぱり勉強はした方がいい」とか「やっぱり朝ごはんは毎日食べた方がいい」とか。高度なものでいうと、「人は怒っても動かない」など。

現時点でよい例え話が思い浮かばない主張をスマホのメモ帳などに溜め込んでおいてください。そして、それらを毎朝読む。それだけでOKです。簡単。そうすると、日々の生活の中でいつか例え話が舞い降りてきます。思考の片隅に「主張」を常に置いておくことで、日々の生活の中で体験した出来事が「例」として、関連付けられやすくなってくるという論理です。

あとは、関連づいた例とセットでTwitterに140字以内にまとめて投稿してみてください。この習慣ができてくると、どんどん例え話が生み出せるようになってきます。

例え話は他者思考の基本

なぜ例え話が大事なのかというと、例え話のある主張は他者思考がベースにあり、相手の心に響くからです。

こんな例え話をしてみよう

他人の気持ちを考えない人に「他人の気持ちを考えろ」と主張するのは無意味です。それだけでは人の心を動かせません。

「他人の気持ちを考えること」の価値をわからせられるかどうかは、いかに受け手にとって身近な例を用いて、わかりやすく表現できるかどうかです。

他人の気持ちを考えない人がもしジブリ好きだったとしたら、

「他人の気持ちをを考えろ!」と言うのではなく、「他人の気持ちを考えないやつは、魔女の宅急便で毎年嫌いなニシンのパイを送りつけてくるおばあちゃんみたいなものだ!」と言ってあげるのが正しいのです。

「はっ!やばい!俺、ニシンのパイ送りつけてた!」と気づくでしょう。
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例え話の目的

例え話の目的はあくまで相手の理解を促すための道具です。例え話を作ること自体が目的になってしまうと、何だかうさんくさいやつになります。

主張する時は必ず目線をとことん相手まで落としてあげるのです。そうすると、自ずと例え話は生まれてきます。

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