本記事では、メガベンチャー企業の項目別ランキングを紹介します。
メガベンチャー企業への入社を検討しているけれど、収入面や職場の環境などに不安があるという方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、メガベンチャー企業の項目別ランキングのほか、向いている人の特徴や入社する方法についても解説します。
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- メガベンチャー企業の項目別ランキング
- メリット・デメリット
- 向いている人の特徴
- メガベンチャー企業に就職する方法
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メガベンチャー企業への就職を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
やまもとりゅうけん(@ryukke)
WEB/ITコンサルのワンダフルワイフ株式会社代表取締役。 新卒で東証一部上場企業にプログラマーとして就職したのち、27歳でフリーランスエンジニアとして独立し、サイバーエージェント大阪支店等に勤務。 現在は日本最大規模の複業コミュニティ「人生逃げ切りサロン」を開設し、3年間で参加者5000名超まで拡大させる。
目次
メガベンチャーとは「大規模に成長したベンチャー企業」
メガベンチャーは、成長して規模が大きくなったベンチャー企業を指します。明確な定義はありませんが、ベンチャー企業の中でも大企業を指すことが多いです。
メガベンチャーはIT企業が多く、有名なのは楽天グループやメルカリです。中小規模のベンチャー企業に比べて会社の規模が大きいため、安定した収益や長期的なキャリア形成が期待できます。
【項目別】メガベンチャー企業ランキング
ここでは、メガベンチャー企業の項目別ランキングを紹介します。
- 平均年収が高いメガベンチャー企業TOP10
- 売上高が高いメガベンチャー企業TOP10
- ホワイト度が高いメガベンチャー企業TOP10
- 就職難易度が高いメガベンチャー企業TOP10
- 時価総額が高いメガベンチャー企業TOP10
順番に見ていきましょう。
1. 平均年収が高いメガベンチャー企業TOP10
順位 | 企業名 | 平均年収 (万円) |
1 | 株式会社リクルートホールディングス | 1,119 |
2 | 株式会社メルカリ | 1,035 |
3 | エムスリー株式会社 | 948 |
4 | ビジョナル株式会社 | 867 |
5 | 株式会社ディー・エヌ・エー | 854 |
6 | 株式会社アカツキ | 825 |
7 | LINEヤフー株式会社 | 819 |
8 | グリー株式会社 | 810 |
8 | ソフトバンク株式会社 | 810 |
10 | 株式会社サイバーエージェント | 806 |
平均年収は、有名な大手企業が主にランクインしました。
国税庁の「令和4年分民間給与実態統計調査」によると、日本人の平均年収は458万円です。ランキング上位の企業の平均年収は、かなり高い水準であることがわかります。
2. 売上高が高いメガベンチャー企業TOP10
順位 | 企業名 | 年間売上高 (億円) |
1 | ソフトバンク株式会社 | 60,840 |
2 | 株式会社リクルートホールディングス | 34,164 |
3 | LINEヤフー株式会社 | 18,146 |
4 | パーソルホールディングス株式会社 | 13,271 |
5 | 株式会社オープンハウスグループ | 12,582 |
6 | 楽天グループ株式会社 | 10,509 |
7 | 株式会社サイバーエージェント | 7,838 |
8 | 合同会社DMM.com | 3,637 |
9 | GMOインターネットグループ株式会社 | 2,650 |
10 | エムスリー株式会社 | 2,388 |
先ほどの平均年収ランキング上位の企業がこちらにもランクインしています。
年間売上高は、どれくらい稼ぐ力がある企業なのかを把握するのに役立ちます。就職先を検討する上で一つの指標になるので、参考にしてみてください。
3. ホワイト度が高いメガベンチャー企業TOP10
順位 | 企業名 | 社員の口コミ評価 (最大5.0) |
1 | 株式会社リクルートホールディングス | 4.45 |
2 | サイボウズ株式会社 | 4.36 |
3 | フリー株式会社 | 4.16 |
4 | 株式会社ディー・エヌ・エー | 4.15 |
5 | 株式会社サイバーエージェント | 4.14 |
6 | レバレジーズ株式会社 | 4.11 |
6 | 株式会社ユーザベース | 4.11 |
8 | Sansan株式会社 | 4.08 |
9 | 株式会社マネーフォワード | 3.97 |
10 | 株式会社メルカリ | 3.96 |
参照:OpenWork
ホワイト度ランキングは「OpenWork」の社員の口コミをもとに作成しています。
リクルートホールディングスなどの有名企業のほか、あまり知られていない優良企業がランクインしているのがわかります。実際に働いている社員の評価は自分に合った企業選びをする上で役立つので、ぜひ参考にしてみてください。
4. 就職難易度が高いメガベンチャー企業TOP10
順位 | 企業名 | 就職偏差値 |
1 | 株式会社リクルートホールディングス | 70 |
1 | 株式会社メルカリ | 70 |
3 | 楽天グループ株式会社 | 69 |
3 | 株式会社サイバーエージェント | 69 |
3 | エムスリー株式会社 | 69 |
3 | 株式会社ディー・エヌ・エー | 69 |
7 | 株式会社MIXI | 68 |
7 | グリー株式会社 | 68 |
9 | LINEヤフー株式会社 | 67 |
9 | GMOインターネットグループ株式会社 | 67 |
9 | ビジョナル株式会社 | 67 |
就職難易度ランキングは「日本企業格付センター」のデータをもとに作成しています。
「就職偏差値」が高い企業ほど、入社するのが難しいです。
こちらもランクインしているのは有名企業ばかりです。人気のある会社は就職希望者が多く、選考を通過する難易度が高いと言えます。
テックステージでは、こういったIT企業の就職に関するお悩み相談にも対応しています。まずは「無料パーソナルキャリア相談会」へのお申し込みを検討してみてください。
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5. 時価総額が高いメガベンチャー企業TOP10
順位 | 企業名 | 時価総額 (億円) |
1 | 株式会社リクルートホールディングス | 143,899 |
2 | ソフトバンク株式会社 | 95,047 |
3 | LINEヤフー株式会社 | 29,289 |
4 | 楽天グループ株式会社 | 20,235 |
5 | 株式会社ZOZO | 13,872 |
6 | エムスリー株式会社 | 9,941 |
7 | 株式会社オープンハウスグループ | 6,837 |
8 | パーソルホールディングス株式会社 | 6,380 |
9 | 株式会社サイバーエージェント | 5,085 |
10 | 株式会社カカクコム | 4,591 |
時価総額ランキングは、大手のほかに成長率が高いメガベンチャー企業がランクインしました。
時価総額が高いほど市場価値の高い企業だとわかります。企業の客観的な評価を理解するのに役立つので、就職活動の際はチェックしましょう。
メガベンチャー企業に就職する5つのメリット
ここでは、メガベンチャー企業に入社するメリットを紹介します。
- 経営基盤が安定している
- 成果が給料に反映される
- 柔軟な働き方が実現できる
- 上昇志向の強い環境で働ける
- やりたい仕事にチャレンジしやすい
それぞれチェックしていきましょう。
1. 経営基盤が安定している
中小規模のベンチャー企業は成長途上のため、市場の変化などから倒産するリスクがあります。一方で、メガベンチャー企業は経営基盤ができているため、収入が安定しやすいです。
福利厚生が充実している場合も多く、育児や女性支援を行う企業もあります。ベンチャー企業に就職することを考えている場合は、経営基盤が安定しているメガベンチャー企業への入社を目指すのがおすすめです。
2. 成果が給料に反映される
メガベンチャー企業は、実力主義の傾向があります。結果を出せば、入社歴に関係なく評価される可能性が高いです。
昇給によって仕事に対するモチベーションを維持しやすくなり、キャリアアップにもつながります。実力があれば若手でも評価されるため、年功序列の風潮が苦手な場合におすすめです。
3. 柔軟な働き方が実現できる
自由に働ける環境が整っている会社が多いのもメガベンチャー企業の特長です。
社歴が長い企業ほど制度の改革に時間がかかるため、働き方の多様化に対応できていない場合があります。一方で、比較的新しいメガベンチャー企業は、多様な働き方ができるケースが多いです。
たとえば、育児中も仕事ができるリモートワークや時短勤務への対応などが挙げられます。柔軟な働き方が実現できるメガベンチャー企業は、ワークライフバランスを重視している方にとって魅力的と言えます。
4. 上昇志向の強い環境で働ける
メガベンチャー企業は、上昇志向が高い人材を採用する傾向があり、入社すれば自己成長が期待できます。実力主義のため、結果を出すために自己学習に積極的な社員も多いです。
たとえば、メガベンチャーでは「発言者」より「発言の内容」を重視する傾向があります。他の大企業に比べて風通しが良く、若手でも社内で積極的に意見を述べやすいです。
若いうちから実力をつけたい方は、メガベンチャー企業への就職を検討しましょう。
5. やりたい仕事にチャレンジしやすい
メガベンチャー企業は、やりたい仕事に挑戦する社員を支援する環境ができている場合が多いです。社員の成長が会社の発展につながるという考えから、社員の行動力やチャレンジ精神を尊重する傾向があります。
そして、メガベンチャーは中小規模のベンチャー企業より資金力があるため、より大きな事柄に挑戦できます。新規事業のアイデアを具体化しやすいので、キャリアプランが明確な場合はメガベンチャー企業で経験を積むのがおすすめです。
メガベンチャー企業に就職する3つのデメリット
- 仕事量が多い傾向がある
- 専門分野のスキルアップは難しい
- 能動的に行動する必要がある
メガベンチャー企業への就職を検討中の場合は、必ず押さえておきましょう。
1. 仕事量が多い傾向がある
メガベンチャー企業は新規事業に挑戦するため、過去の実例がないことから仕事量が多くなりやすいです。また、市場のニーズに敏感な企業が多く、プロジェクトの急な変更が必要になり、業務がスムーズに進められない可能性があります。
たとえば、システムを1から作ったり業務のスケジュールを組み直したりする時間も考慮しなければいけません。スピード感をもって業務をこなせないと、残業が増えてワークライフバランスの実現が難しくなります。
2. 専門分野のスキルアップは難しい
メガベンチャー企業は新しい分野を開拓できる一方で、専門性の高いスキルは身につけられない可能性があります。業務の中で多くのビジネススキルを身につけられますが、専門的なスキルの習得には向かない場合が多いです。
将来的に転職や起業を考えている場合は、キャリアプランを明確にしたうえで入社するか検討する必要があります。深めたい専門分野がある場合は、メガベンチャー以外の企業も視野に入れましょう。
3. 能動的に行動する必要がある
メガベンチャー企業は成果主義であることが多く、指示されたことをやるだけだと出世するのは難しいと言えます。市場の変化が激しいメガベンチャー企業では常に臨機応変な対応を求められるため、受動的な人材は活躍しにくいです。
たとえば、マニュアルに沿って仕事したい人や在籍年数に応じた評価を受けたい人には向いていません。メガベンチャー企業で活躍したいなら、指示を待つのではなく自分で考えて行動する必要があります。
メガベンチャー企業に向いている人の特徴5選
ここでは、どのような人材がメガベンチャー企業で活躍できるのかを解説していきます。
- 好奇心が強く失敗を恐れない
- 将来的に起業を考えている
- スキルの習得に積極的
- 仕事に対する責任感が強い
- 新しいサービスに興味がある
順番に見ていきましょう。
1. 好奇心が強く失敗を恐れない
新しいことへのチャレンジを恐れない姿勢は、メガベンチャー企業で仕事をするうえで大切です。メガベンチャー企業では未知の分野へ挑戦することも少なくありません。
そのため、何事もやってみたいと思える人は活躍しやすいです。
反対に、新しい事業の内容を聞いて「絶対にうまくいかない」などとネガティブな感情が先行する場合は向いていないと言えます。
自分が知らない分野であっても興味をもって取り組む自信がある場合は、メガベンチャー企業に入社するのがおすすめです。
2. 将来的に起業を考えている
将来的に起業したい場合は、メガベンチャー企業での経験が役立ちます。メガベンチャー企業では、新規事業の立ち上げにかかわるチャンスがあるほか、社員の起業に寛容なケースが多いです。
メルカリの創業者である山田進太郎氏も、楽天のインターンで「楽天オークション」の立ち上げなどを経験しています。
ただし、社員が独立することを良く思わない企業もあるので、入社前に確認しておきましょう。
3. スキルの習得に積極的
メガベンチャー企業ではさまざまな経験が積めるので、早期からスキルアップが目指せます。企画力やスケジュール管理能力など、関わる業務によってさまざまなスキルが身につきます。
若いうちからスキルを身につけたい意欲的な人は、メガベンチャーに向いているでしょう。優良なメガベンチャー企業は学習意欲の高い人材が集まるため、スキル習得に対するモチベーションを保ちやすいのもメリットです。
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4. 仕事に対する責任感が強い
メガベンチャー企業の業務では、若手社員に意思決定を委ねる場合も珍しくありません。大きな責任が伴いますが、他の大企業では若いうちから経験できないような仕事に携われる可能性があります。
実力によっては、プロジェクトリーダーや事業拡大にかかわる業務などに携わることも可能です。成長意欲があり、責任感を持って仕事に取り組める人はメガベンチャーに向いているでしょう。
5. 新しいサービスに興味がある
新技術を取り入れたサービスや新たな市場を開拓することに興味がある場合は、メガベンチャー企業の仕事が向いています。ノウハウや資金力があるメガベンチャー企業は、革新的なサービスを生み出せる可能性が高いです。
近年だと、AIを活用した「ChatGPT」が話題になりましたね。社会に変革をもたらすようなサービスを作りたい人にとって、メガベンチャー企業での仕事はやりがいが感じられるでしょう。
メガベンチャー企業に就職する3つの方法
人気のあるメガベンチャー企業は就職希望者が多く、対策していないと入社が難しいです。ここでは、メガベンチャー企業に就職する方法について解説します。
- 早めに就活を始める
- インターンシップに参加する
- エージェントを活用する
順番にチェックしていきましょう。
1. 早めに就活を始める
新卒採用の場合、多くの企業は大学4年生の6月頃から選考が始まります。しかし、メガベンチャーでは大学3年生の12月〜2月時点で内定が出る場合があるため、早めに行動する必要があります。
OB/OG訪問や就活サイトで昨年の選考内容をリサーチして、早めに採用試験対策をするのがおすすめです。転職の場合も企業ごとの採用フローを確認し、期日に間に合うように準備することが重要です。
志望企業の選考がすでに終わっていたということがないように、情報をこまめに確認して就活スケジュールを組みましょう。
2. インターンシップに参加する
インターンシップに参加することで、一部の選考を免除される可能性があります。企業によっては、選考にはインターンシップの参加が必須のため要チェックです。
インターンシップへの参加は、就職前に職場の雰囲気や仕事内容がわかるメリットもあります。自分に合っているかを判断できるので、積極的に参加しましょう。
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3. エージェントを活用する
メガベンチャーへの就職を成功させたい場合は、エージェントのサポートを受けるのがおすすめです。メガベンチャーはIT企業がほとんどなので、IT業界に特化したエージェントを活用するのが効果的です。
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IT未経験からメガベンチャーを目指すなら「テックステージ」
紹介した通り、メガベンチャーはIT企業がほとんどです。プログラミングスキルを習得しておけば、就職活動の成功率を高められます。
IT未経験からメガベンチャー企業への入社を目指すなら、テックステージを検討してみてください。テックステージは、キャリア形成をサポートする「パーソナル転職トレーニング」が付く、業界初のプログラミングスクールです。
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