
どうも、やまもとりゅうけん(@ryukke)です。
「プログラミングスキルを使いこなせれば高単価の仕事ができる」「プログラミングの仕事は自由度が高い」とよく言われています。
結論から言うと、実際プログラミングスキルを身に付ければ高単価・自由度の高い仕事に就ける可能性は高くなります。
理由は世界中の仕事がシステム化されている影響で、私たちの身近な仕事でもプログラミングを書く重要性が増えているからです。
そこで今回はプログラミングスキルを身につける重要性をお伝えします。
- プログラミングが重要な理由
- DXの事例
- データから読み取る今後消えゆく仕事と生き残る仕事
- プログラミングスキルを身につけるメリット・デメリット
目次
プログラミングが重要な理由とは
プログラミングが重要な理由は、今まで人の手で行われていた単純作業が不要になってしまい、より高度な作業を求められるからです。
単純作業が減るということは既存の仕事を続けたい人にとっては限界が生じ、給与削減やリストラ対象者になってしまいます。
そこで今回は給与削減やリストラ対象者にならないために生き残るために必要な『生存戦略』を考えてみましょう。
DXを駆使してレガシーシステムからの解放・効率化を目指す
最近あなたの周りでDXという単語を見ることはありませんか?
DXとはデジタルトランスフォーメーション(Digital transformation)の略で、最新IT技術を使いながら誰もが参加しやすいシステムへ徐々に変えていく仕組みを表します。
総務省の「令和3年版情報通信白書」によると、ここ数年で情報通信業や大企業を筆頭に実施もしくは検討段階に入っていることから、今後もDXの認知度や重要性は上昇していくと予想されます。
そしてレガシーシステムとは古いIT技術で作られ柔軟性や発展性がなくバージョンアップしにくいシステムです。レガシーシステムになりがちなのは勤怠や決済といった基幹業務で、どの業界でも一連の流れは同じです。
そして基幹業務をレガシーシステムのまま運用していると柔軟性や発展性に欠け、最新のIT技術が適用されません。
例えば新型コロナウイルスの脅威が高まる中、単にハンコを押すために出社しなければならない……といった問題は未だ日本中に溢れています。
以上のようにレガシーシステムを利用者の意識や行動も合わせ徐々に変えていくのがDXです。
DXに必要なのは説得力のある答え
新しいシステム開発にあたりコードを書くプログラミングスキルは重要ですが、それ以上に重要なのはレガシーシステムに慣れ切った上司やお客様、協力会社に向けて「問題点があるから改善しよう」と提案すること。
納得してもらうにはプログラミングで身につけた論理的思考を使います。
DXへ理解の乏しい人に向けてDXを実行するメリットやコスト、ベネフィットを根気よく伝えなければなりません。
同じ思考レイヤーではない人に向けて説得するには課題も苦労も多く、遂行できる人材は不足しているのが現状です。
DXの事例 Shatihata Cloud-ハンコのデジタル化-
ハンコで有名なシャチハタ株式会社はShachihata Cloud(シヤチハタクラウド)のサービスを開始しました。
Sharihata CloudはSaaS(Software as a Service)です。
SaaSのようなクラウド上のサービスを構築するには、クラウドやインフラ業務に適したプログラミング言語(Pythone、Javaなど)が必要になります。
参考:シヤチハタが「オンライン押印」サービス強化、押印廃止の流れに危機感
AIに使われる側ではなく使いこなす側になろう
日本語では人工知能と訳されているAI。分析や予測を得意とするAI(rtificial intelligence)の出現により、単純作業の大半はいずれ消え去る運命にあると言われています。
AIは既に私たちの生活に溶け込んでいます。例えばWebページでよく見かけるチャットボット。
サポートチームには、日々多くの問い合わせが届く中、人工知能を使うことにより回答をある程度パターン化できるため、自動応対できるようになりました。
単純作業従事者からすればAIに仕事を奪われた形になりますが、そこで嘆くのは得策ではありません。AIに奪われる側ではなく操る側に回るのが賢い生き方です。
例えば総務省の統計「AIの利用が経済や雇用に与える影響」によると、一般事務や経理、管理業務は減る見込みの仕事であり(右側)、逆に専門技術が必要な分野は増える見込みのある仕事と推定されています(左側)。
引用元: AIの利用が経済や雇用に与える影響
AIそのものが仕事を一任するには高度なスキルが必要なため簡単には代替されません。
しかしAIをアシスト代わりにして自身の業務を効率化を目指す事例は広がっています。例えばLINEのLステップなど、普段何気なく行っている作業の自動化はAIの一つと言えるからです。
参考:【論破】プログラマーがAIに簡単に代替されない理由【仕事が奪われるは嘘】
小学校でのプログラミング教育が本格化!スキル取得はマストになる?
2020年に小学校でプログラミングが必修科目になりました。
プログラミングといってもコードを書くのではなく、あくまでもプログラミング的思考を育てる目的で行うとのこと。
文部科学省の定める「プログラミング的思考」とは以下を示します。
自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、 記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、と いったことを論理的に考えていく力が必要です。
問題解決に向けて論理的思考を身につけるのが当たり前になるため、より一層プログラミングスキルの重要性を求められるのです。
若者であるほどプログラミングスキルを使いこなすことが当たり前になっていくことを考えれば、先輩である私たちもプログラミングスキルを身に付けるのはマストだと言えます。
プログラミングスキルを身につけて得られるもの【メリット】
ここからはプログラミングスキルを身につけて得られるメリットをお伝えします。
情報技術の進むIT業界では高度な分野であればあるほど高収入
IT業界はピンキリな給与体系ではあるものの、あなたのスキルが確かであれば、プログラミングスキルに見合った収入を得られやすいです。
自身の実力をありのまま映し出す業界であることは間違いありません。
例えば先ほど例を挙げたAIエンジニアやクラウドやインフラ業務に携わるインフラエンジニアの平均収入は以下の通りです。
職種 | 平均年収(正社員) | 平均時給(派遣) |
AIエンジニア | 599万円 | 2,602円 |
インフラエンジニア | 549万円 | 2,494円 |
参照:インフラエンジニアの仕事の年収・時給・給料情報 | 求人ボックス
時間の余裕がうまれることも
プログラミングは何も人混みの中で行う必要はなく、都会を離れワーケーションをする人もいます。
通勤時間や就業時間、場所を気にせず仕事ができるのは物理的にも精神的にも大きなメリットとなります。
コロナに怯えながら出勤をせずに済むため健康面にも良いですね。
仕事の選択が増える
プログラミングスキルはなにもIT業界だけのものではありません。
これからの時代はどの業界も機械化されシステムに制御されていくため、制御する際に必要なプログラミングスキルはどの業界でも求められています。
前述した通りSaaSの知識やスキルはなにもIT業界だけのものではありません。
最近ではどの業界でもクラウド化が進み、クラウドやインフラ業務の知識が重要視されています。
プログラミングスキルを身につけて失うもの【デメリット】
いい事づくしのプログラミングスキルですが、身につける上でデメリットもあります。
デメリットをいかに減らしていくかが短期間でプログラミングスキルを身につける決め手です。
学習コストがかかる
学習コストとは主に金銭・時間・学習環境の整備を示します。
パソコンやネット環境が整っていないのならまず初期投資が必要です。
その上で学習時間や集中できる環境を確保しなければなりません。
既に社会人の方は本業を、学生の方は授業をやりながらのスキル習得になるため工夫が必要です。
独学は挫折との戦い
プログラミング独学の挫折率は9割を超えると噂されています。
今まで義務教育でプログラミング授業がなかったこともあり、学び方を知らない初学者が独学の末プログラマーへ転身するのが難しいからです。
プログラミングに詳しい人や現役プログラマーが近くにいれば話は違うのですが……
最新の技術を常に学ぶ姿勢が必要
プログラミングを扱う人にとって必要なのは、最新技術を常に追いかける姿勢。
なぜならプログラミングスキルは変化し続けるため、現在身につけたスキルだけで一生食っていくのが難しいからです。
まとめ:プログラミングの重要性を理解できたら、さっそくスキルを手に入れよう
時代に取り残されないためにはプログラミングが重要であるとわかりました。プログラミングスキルを身に付けて、高収入・自由度の高い人生を手に入れてみてください。
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