どうも、フリーランスエンジニアのりゅうけんです。
いきなりですけど、フリーランスエンジニアってかなり儲かります。供給不足で売り手市場だから。フリーランスエンジニア専門エージェントであるレバテックフリーランスでは、所属しているフリーランスエンジニアの平均年収は800万円を超えます。
エンジニアという職業が、医者、弁護士、会計士と並び、高収入の代名詞とも言える専門職に位置付けられる日も近いんじゃないでしょうか。いや、すでになってるかも。
というわけで、最近「フリーランスエンジニア になる方法」なんて検索ワードでググる人が増えてるみたいですが、そんな人たちが時々、「セレブエンジニアサロン」という「一年でフリーランスエンジニアをコミットする」怪しげなスクールにたどり着くそうなんですよ。いや、興味はあるけど名前怪し過ぎない?的な。
というわけで、今回は噂の「セレブエンジニアサロン」に突撃取材してみました。実際に会員から直接話を聞いて超フラットに書いてるので、入会を迷っている方は参考にしてみてください。
目次
セレブエンジニアサロンとは?料金は?
セレブエンジニアサロンは、完全未経験から1年で月収50万円以上のフリーランスエンジニアを輩出することを目標にしたスクールです。受講生の年代は30代前半が最も多いそうです。
プログラミングスクールというより、キャリア支援特化型スクールですね。スキルアップ勉強会は頻繁に開催されていますが、専任の講師がつくといった類のものではありません。技術はprogateやRailsチュートリアルを活用して自主的に磨いていく必要があります。
「セレブエンジニアサロン」コースが一年でフリーランスエンジニアを目指すコースで、受講料は現在861,000円。ITベンチャー起業コースは専門コンサルタントがアドバイザーとして入ってマーケティングからアプリ開発まで一気通貫でやるそうです。こちらは980,000円。
プログラミングスクールで言うと、侍エンジニア塾のビジネスコース(6ヶ月間で698,000円(税別))と比較すると安いですが、それでもまあまあなコスト感なので、中途半端な気持ちで参加すべきではないですね。高いお金払ってる分既存メンバーは相当意識高いです。
代表:小松和貴という人物について
そして、代表の小松和貴という方。実は僕、知り合いなんですよね。
僕が東京にいた時のエンジニア仲間です。もう出会って8年くらいになるというか。気づいたらスクール運営始めてセレブになっててびっくりしましたw
小松さんは頭の回転が早くズバズバものを言うタイプなのに、結構いじりどころも豊富というちょっと変わった人です。
先見性と行動力に長けた人で、周りを巻き込む力のある人でした。当時、小松さんが20代中頃に突然フリーランスエンジニアになると言い出し、それに吊られて周囲の20代エンジニアが続々と独立してました。
教育関係の仕事も昔はやっていたみたいで、人を教えることが好きでホスピタリティ高め。結論、悪い人じゃないですよ。めちゃくちゃ良い人ってわけじゃないけど、信頼して良い人だと思います。スクールのネーミングが怪しいだけw
セレブエンジニアサロンメンバーに聞いてみた
「セレブエンジニア怪しい!うさんくせえ!」と外野から言うだけなら誰でもできるので、実際のサロンメンバーに本音を聞いてみました。実際どうなの?と。
本当に一年でフリーランスに?
本当に一年でフリーランスになれるのかという話ですが、本当になれてました。
小松さんのYouTubeチャンネルでもメンバーで独立した人をピックアップして対談してるのでそちら確認すると良いと思います。
セレブエンジニアサロンは最小限の努力で最大限の成果をあげるべく、Rubyの習得に集中するそうです。Rubyの主戦場であるWeb系開発案件は需要も増えてきているし、比較的学習コストの低い言語なのでこれは合理的だと思います。
半年以内にまずRubyエンジニアとして転職を成功させ、その後現場経験をネタにフリーランスに挑戦するイメージ。これは僕も経験上不可能なプランではないと思います。特に、面談対策もかなり手厚くやってくれるそうなので、達成者がぽこぽこ出るのもわかる。
「これとこれだけやればよし!」という風に道を明確に示してくれるので迷わずに済むという意見がメンバーの中でも多かったです。ある意味、思考停止できた方が成長は早かったりしますからね。
勉強会について
セレブエンジニアサロンでは月に一度定例+懇親会があり、そこではエンジニアのお作法みたいなところから、目標設定の重要性などについて語られます。マインドセット寄り。ここではプログラミングは学びません。
それとは別にメンバーが自主的に勉強会を開催していて、そこでITスキルの研鑽に励んでるそうです。既に100人以上のメンバーが在籍していますが、みんな高いお金出して参加してるので活発です。
完全未経験で参加する人が多いですが、学習意欲が高い人が多く、教えあいの文化が機能していますね。
コミュニティ運営をやるとわかるんですが、受講料を下げつつコミュニティの熱量を維持するのは難しいんですよ。無料スクールだとバックレる人とかめっちゃいますから。
その点、セレブエンジニアサロンはかなり高額なスクールなので、メンバーの意識は総合的に高いです。周囲と切磋琢磨できる環境を得たいならあえて無料スクールを選ばないという選択もありかと思います。
ぶっちゃけ、小松ってどうなん?
ぶっちゃけ、小松さんってどうよ?という質問をぶつけてみました。
結論、意外とみんな尊敬してた!w
プログラミングスキルより、「やるべきことはこれだ」とバシっと言ってくれるリーダー性や、話す内容の組み立て方などコミュニケーション能力を評価してる人が多かったです。
スキルの習得なんてのは最終的に個人の戦いなので、みっちりプログラミング教えてくれる人より、きっちり自分の方向性をマネジメントしてくれる人の方が重要なのかもしれません。
あと、ちょっと仏頂面なので最初はこわいと感じてた人もいましたね。全然威圧感のある人ではないんですが、会った時に緊張しないよう彼のYouTube動画をさーっとみて慣れておいた方が良いと思いますw
さいごに:最短距離でフリーランスになること
1年という超短期間でフリーランスエンジニアを目指すとなると、不安はつきものだと思います。さすがに1年では、どの現場でも通用するというスキルレベルには相当優秀な人でなければ到達しないだろうし、独立したとしても、ある程度現場で揉まれる覚悟はしておいた方が良いでしょう。
僕も2年派遣社員やってから独立しましたが、それでもフリーランスなりたての頃は、スキルが足りてない感覚ありましたからね。
だけど、僕の場合はそれでも独立してよかったと思うんですよ。多少不安があっても飛び込んでみる。そうすればそれに帳尻合わせるように自分のスキルが追いついてきます。「しっかり勉強してから独立!」とか考えてたらいまだに独立できてなかったかもしれないので。
セレブエンジニアサロンには挑戦させてくれる環境があると思います。同じ目標を共有する仲間と切磋琢磨しながら、ステップアップしていける。
どれだけ座学でプログラミングを学んだとしても、結局エンジニアは現場に出てからが一番成長します。なので、さっさと現場に出られるよう背中を押してくれる環境の方が重要だという考え方。
ものすごくハイレベルな高い講師からハイレベルなプログラミングスキルを盗みたいという方は、他のプログラミングスクールに通った方が良いかもしれませんが、飽くまで最短距離でフリーランスエンジニアになってしまいたいなら選択肢としてアリかと思います。