国立大学出てるけどやっぱり学歴って要らないなと思う3つの根拠

僕は国立大学出身なので、事実、一般的な人より勉強はできます。だけど、たかだか高学歴なんて、僕の地頭の良さを保証するものでも、仕事の能力の高さを保証するものでもありません。人より勉強に時間をかけてきたから当たり前だという話で。

うちの実家では僕が小学4年生の頃、親が商売に失敗して借金を抱えてしまい、少々貧乏な生活を送る羽目になりました。僕はこの経験から、将来お金に困る人生だけは絶対に避けたいと思うようになりました。一流大学へ進学し、大企業に就職し、そこで安定した生活を送ることを夢見たのです。

17〜18歳のたった数千時間を勉強に費やすだけでその夢が実現できるぞと大人たちは言うわけですから、そりゃもう何も知らない高校生の僕は一生懸命勉強しますよね。毎日きっちり11時間必死で勉強しました。

で、それくらいやればどんなバカでも神戸大学の経営学部みたいな旧帝大でもない地方の国立大くらいは受かるわけですよ。

大学の4年間はフツーに過ごし、就活はこちらの作戦でサクッと終わらせ、いよいよ大企業の正社員になったのですが、そこでの生活は想像を絶するものでした。

「なんせお金が足りない。」

東京で月収17万4000円(手取り)はどう考えてもキツイのです。お金に困らない生活をするために大企業に就職したのに、もう既にお金に困ってる自分がそこにいました。そう、僕は途轍もない勘違いをしていたのです。良い大学を出て、大企業に就職したところで、このご時世、豊かな生活なんてできないのです。

それは中高年と言えど同じです。上司が飲み会の席で口をひらけば、「若いうちに金貯めとけよ」とか、「家のローンとか子供の学費キツイぞ」うんたらかんたら。そこでやっと、学歴というものが僕の人生を保証してくれるものではなかったということに気がついたのです。

2011年に大学を出て、それなりに社会人を経験してきましたが、マジで高学歴を活用できた試しがないので、今日はいかに学歴が必要ないかを語ろうと思います。理由なく大学受験頑張ってる高校生なんかはこれ読んで受験勉強諦めたらいいなと思います。

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【大学不要論】根拠その1:得られるものに限定性がない

「とは言っても大学には学べる環境が揃ってるから行く価値はある」と主張する人もいますが、別にそれ、大学じゃなくても学べますからね。

経営学だって、プログラミングだって、大学で学べるものなんて大した内容じゃないですよ。そもそも、経営を学びたいなら起業するのが一番早い。

プログラミングだって、今ならプログラマカレッジポテパンキャンプといったスクールを選べば、受講料は無料で半年と待たずにエンジニアになれてしまいますからね。参考までに▼

結論、大学の学問なんていくらでも代わりが効きます。それでもどうしても大学で学びたいなら別に入学しなくても勝手に大学に潜入して授業受けたらいいじゃないですか。バレませんて。

サークルや部活でもそうです。大学生じゃなくても大学生ということにして入ればいいんじゃないですかね。何の審査もないし。僕は浪人生の頃、実家が近畿大学の近くだったので、近畿大学の新歓に、「京大生です。」って言って参加してましたよ。何も疑われないし、普通に友達できました。

この通り、「人脈」ですら大学で得られるようなものは大学に行かなくても手に入るんです。もちろんそうやって偏差値の高い彼氏や彼女を作ることも可能です。お金も時間もかけずにね。

【大学不要論】根拠その2:学歴は大企業への切符に過ぎない

学歴があると大企業に就職しやすいというのは紛れもない事実です。毎年何万人もの応募がある大手企業がFラン大学の学生を足切らないわけがないですからね。彼らも全員に目を通している暇なんてないですし、ある程度フィルタリングしなければ業務が回りません。

だがしかし、今たかが大企業に入社したところで豊かにはなれません。僕が入社した会社は東証一部上場企業でしたが、それでも月の手取りは17万4000円でした。そこだと、30代になっても年収600万いかないくらいかな。今思うとめちゃくちゃ少ない。

それでいて、アホみたいに残業させられて、大切な時間を失う羽目になって、飲み会やらなんやらで不健康にもなって、何も残らないわけですよ。

青春の大半を勉強に費やして手に入れた、「高学歴」という名の大企業への切符と引き換えに得られる未来はその程度です。まあ、はっきり言ってその切符のコスパは最悪。

【大学不要論】根拠その3:自営業者にとって学歴は評価基準にならない

大企業の一員になれば、ローンなどでお金は借りやすくなるものの、個人の成果は組織的に搾取されるし、給料もせいぜい1000万円程度で頭打ち。働く場所や人間関係も選べないし、そこそこ優秀で別に1人でもやってけるという人にとってはあまり旨味がないんですよね。

というわけで独立してみたら、もうそれこそ学歴なんて何の意味もなさなくなります。

僕は神戸大学の経営学部に合格するために、4000時間近く勉強してきました。せっかくだから、手に入れた学歴をビジネスにも活かしたいとか思うじゃないですか。

「えっ!やまもとさん神戸大の経営なんですか!僕もです!これも縁なので今後やまもとさんに優先的に仕事依頼しますね!」

みたいな学閥的な何かがあると期待しますよね。ところが、こんなの全然ないわけですよ。ちょっとくらいあってもいいと思うんだけど、蚊ほどもない。

完全にそれまでの実績でしか自営業は評価されないのです。学歴なんていう肩書きだけで人を判断するような甘い会社は淘汰されていくでしょうから先に独立しといた方が安全なんですが、僕のあの4000時間は一体何だったんだろうと思いますよね。

さいごに:「勉強できる」より「格ゲーうまい」の方が価値がある

ずっと昔から言われ続けていることですが、やっぱり勉強って社会では何の役にも立ちません。ただ「高学歴」という大企業への切符を手にするための作業に過ぎないし、それは大企業から離れた途端、簡単にサンクコストになってしまう儚いものです。

ぶっちゃけ、10代は勉強ができるようになるより、格ゲーがうまくなることの方が価値はありますよ。全国模試1位より、ストリートファイター5で全国1位の方が金になりますからね。そんなスタープレーヤーだったらYoutubeで配信すればガッツリ再生数稼げますし。

しかも、全国1位までならなくとも、「そこそこうまい」だけでも見せ方次第でスターになれるんですよ。最近僕は、マリオメーカーの鬼畜コースをサクサククリアする「そこそこうまい」人のYoutube動画を観るのにハマってます。超絶うまくはないけど、実況センスがあって面白いんですよね。自分の「好き」をエンターテイメントにまで昇華させられる彼らは本当にスゴイ。

これは、マスメディアではなく、個人が情報発信の主体になれる時代だからこそ、表現できる価値です。

もはやそういった、自分の「好き」を突き詰められない人の最後の砦として、「勉強」がある感じですよね。「好き」をベースにして、自分にしか出せない価値を作り上げることができなかった敗者が進む道が、一流大学であり、大企業であると。

そういう意味では、飽くまで「保険」として勉強しておくのはいいと思います。だけど、それはどこまでいっても「保険」に過ぎないので、あなたを理想の人生に導くような代物ではありません。

まあ、機械が発達すればその最後の砦も崩壊するんですけどね。

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