突然ですが、みなさんは本業の収入に満足してますか?
そう聞かれて「特に今は収入に不満もないし、今の会社で満足してる」というなら、このままで良いと思います。ただ、もし少しでも「ちょっと違う」と感じてるなら、早い内に副業を始めた方が良いです。
とはいえ、みんな本業に不満や違和感を抱きながらも、中々副業を初められないんですよね。
経産省の発表によると、会社員の副業希望者は2002年に331万人だったものの、2017年には424万人へと増えています。ただ、希望者が増えているにも関わらず、副業従事者は2002年に255万人、2017年は268万人であまり増えてません。
※経産省より引用
この結果を見ると、「副業をやらない人たちはメリットとデメリットを知らないから、怖くてやっていないのではないか」と僕は思ったんですよね。僕も何か挑戦する時は石橋を叩いてから渡るタイプの人間なので、不安に思う気持ちは分かります。
そこでこの記事では、副業に不安を抱いている人のために、これから副業を始めるメリットとデメリットについて解説します。
- 副業を始めるメリットとデメリット
- 副業を始める上で大切な時間の使い方
- 副業を始めたことで生まれるデメリットの対策方法
「副業をやろう!」というとみんなデメリットばかり考えがちなんですけど、正直そんなの対策方法なんていくらでもあります。つまり、やらなきゃもったいないということ。
副業なんてやる気があるならさっさと始めた方が良いものだと思ってるので、副業に興味がある人は全員最後まで読んでくださいね。
やまもとりゅうけん(@ryukke)
WEB/ITコンサルのワンダフルワイフ株式会社代表取締役。 新卒で東証一部上場企業にプログラマーとして就職したのち、27歳でフリーランスエンジニアとして独立し、サイバーエージェント大阪支店等に勤務。 現在は日本最大規模の複業コミュニティ「人生逃げ切りサロン」を開設し、3年間で参加者5000名超まで拡大させる。
目次
副業を始める4つのメリット
副業を始めるメリットは以下の4つ。
- 仕事を増やして収入アップを狙える
- 本業だけでは身につかないスキルや経験を得られる
- 時間管理の能力が高くなる
- 本業を続けながら、転職や独立の準備が進めやすくなる
それぞれのメリットについて、僕の意見も交えて解説します。
メリット1:仕事を増やして収入アップを狙える
例えばあなたが会社員の傍、副業で別の仕事をしていたとしましょう。
月収が本業から22万円で、副業で5万円稼げていたら、あなたの収入源は1ヶ所増えて27万円の収入を得られます。
はい、これ、結構すごくないですかと。毎月の収入が5万円でも増えたら、日々の生活がちょっと贅沢になると思いませんか?
月5万円も増えたら、1日のランチ代を500円から1,000円にランクアップしたり、月に1回国内旅行を楽しんだりもできます。自分の好きなように使えるお金が増えると思うと、心に余裕が生まれるんですよ。
それに、もしも月の副業収入が本業の収入同等になったら、あなたは「いつでも会社を辞められる」という最強の精神安定剤を手にできます。
メリット2:本業だけでは身につかないスキルや経験を得られる
というのも、副業でスキルを学びながら仕事を経験することで、あなた自身の市場価値を高められるんですよ。
例えばあなたが本業でWebマーケティング会社に勤めていて、副業でTwitterやインスタといったSNSの運用代行をしていたとしましょう。
するとあなたの市場価値は「Webマーケティングができる社員」から「WebマーケティングとSNS運用ができる社員」に進化するわけです。
他にも副業でWebデザインの仕事をしていたとしたらら「WebマーケティングとWebデザインができる会社員」として、あなたの市場価値が上がるんですよね。
「市場価値が上がる」ということは、それだけ転職もしやすくなるし、副業でも高単価の仕事が受けやすくなるということですからね。
もし本業で勤めてる会社でSNS運用やWebデザインに関わる話があれば、あなたが仕事を引き受けてキャリアアップにも繋げれますから。
本業だけではつながらない人たちと関われますし、副業で得たスキルや経験のおかげで仕事の幅も広がります。
メリット3:時間管理の能力が高くなる
会社員が副業をするとしたら、時間管理のスキルが必要になるんですよね。なぜなら、会社員の業務を終わらせた後に副業の仕事をしなきゃならないからです。
例えば、休憩時間を含めた本業に使う時間は9時間、睡眠に7時間使っていた場合、残りは8時間しかありません。通勤や家事、食事などの時間を考慮すると、あなたが自由に使える時間は限られるんですよ。
限られた時間の中から、いかに結果を出して稼いでいくかを考えるので、副業は時間管理の能力を磨けるんですよね。
あなたの将来の収入を決めるのは「今どれだけ効率良く時間を使えるか」にかかってます。僕もあなたもソフトバンクの孫さんも、みんな「1日24時間」という限られた時間の中で生きてますから。
時間管理の能力を磨ければ少ない時間で効率良く結果を出せるようになるので、本業でも十分に活かせるでしょう。
メリット4:本業を続けながら転職やフリーランスの準備が進めやすくなる
なぜなら、副業でそれぞれに必要なスキルと経験を得られるからですね。
例えば、Webデザインの会社に転職を考えてる人が、副業でWebデザインの仕事を請けていたとしましょう。転職したい会社の面接に行けば、面接官から「実務経験がある人材」として見られ、高評価を得られるかもしれません。そりゃあ完全未経験の人よりも、多少なりとも経験があった方が良いからね。
また、フリーランスとして独立して「Webデザインの仕事を請けたい」という場合でも、副業で案件を受注してクライアントを増やしておけば「独立の準備」ができます。副業を続けて受注案件が安定した頃に独立すれば、本業を辞めても生活費に困らないでしょう。
副業は、本業を続けながら次のステージに移る準備にもなるってわけです。
副業を始めたことで生まれる3つのデメリット
次に副業を始めたことで生まれるデメリットを解説します。主なデメリットは以下の3つ。
- 充分な休息を取るのが難しくなる
- 副業の年収が20万円以上あれば確定申告が必要になる
- 副業がバレると本業に悪印象を与える可能性がある
体を休める時間や確定申告の必要性、会社に副業がバレてしまうのが怖いと不安に思う人がいるかもしれませんが、生まれるデメリットは対策できます。
なので、デメリットの対策方法も一緒に解説します。
デメリット1:充分な休息を取るのが難しくなる
副業は、本業の業務時間を考慮して仕事をするので、仕事内容によっては睡眠時間を削ってでも、やらないといけない場合もあります。そりゃあ、本業と一緒に仕事をするんだからね。
もちろんそんなことは承知でみんな副業をやると思うけど、とはいえ本業の仕事もあるし、できたら睡眠時間を削らないように他の時間を使って副業をした方が良いです。
例えば、1日の自由な時間を下記のように使っていたとしましょう。
- 本業の職場の往復:1時間
- 朝食と夕食:1時間
- お風呂:30分
- 残りの時間:5時間30分
残りの5時間30分は家事に費やしたり、娯楽などでストレスを解消したりと使い方はあなたの自由。でも本気で副業をするなら、ここで睡眠時間を減らすのではなく、無駄な時間を減らす努力をしましょう。
普段何気なく過ごす時間って、意外と無駄があるじゃないですか。ほら、あなたも暇になったらすぐTikTokとか見るでしょ。ゲームアプリやYouTubeなどの動画視聴、乗り気じゃない飲み会とか削れる時間はいっぱいあります。
なんなら、会社の近くに住んで通勤時間を短縮すれば、もっと時間も生まれますしね。「時間がない」という前に、そもそも自分が時間の有効活用をできているのか、考えを改め直してください。
デメリット2:副業の年収が20万円以上あれば確定申告が必要になる
確定申告とは、1年間の所得をまとめ、所得にかかる税金を計算して国に納める税額を報告する手続きです。
会社員として勤めている人なら、毎月の給料から天引きする形で税金を支払っているので、確定申告の必要はありません。しかし、1年間の内に副業で稼いだ金額が20万以上あれば、確定申告する必要が出てくるんですよね。確定申告の手順は、大まかに以下の通りです。
- 副業所得の種類を確認する
- 必要な書類を集める
- 期限内に確定申告をする
ちょっと難しいかもしれないですけど、実は簡単なんですよ。インターネットで確定申告のやり方を調べれば、誰でもできます。
領収書など使う書類を準備し、確定申告書に必要な情報を記載して決まった場所に提出するだけ。国に納める税額の計算が面倒に感じるなら、freeeや弥生シリーズなどの会計ソフトを使うのも良いですね。
ただ、副業の年収が20万円未満でも住民税は支払う必要があるので、それは「普通徴税」で支払いましょう。住民税の支払い方法を「普通徴収」に選択すれば、本業で勤めている会社に副業がバレずに済みます。
デメリット3:副業がバレてしまえば、本業で勤めている会社に悪印象を与える可能性がある
副業やりたいと言いながら行動に移せていない人たちは、会社に副業がバレたら「職を失うかも」と考えているのではないでしょうか。
副業は表に出る仕事でもない限り、あまりバレません。バレてしまうのは、以下の理由が考えられるでしょう。
- 副業所得の住民税支払いを特別徴収に選択する
- 副業しているところを社内の人間に見られる
- 副業していることを社内の人間に話す
特別徴収は勤務している会社が出す毎月の給料から天引きされる住民税の支払い方法です。副業所得を含んだ住民税の納付書が会社に届き、経理の人に「本業以外の収入があるのではないか」と疑われてしまうんですよね。
他2つの理由も社内で副業をしない、他の仕事もしている旨を誰にも話さないように徹底すれば、バレるのは防げます。
そもそも会社員の副業禁止は会社の就業規則で決められているだけで、法律上は副業をしても問題はないんですよ。もしも副業が会社にバレたとしても、一部の社員から悪印象を抱かれる可能性はありますが、仕事を法的に辞めさせられることはありません。
僕的には本業の会社で出世する気がないなら、バレても大した問題ではないと思いますけどね。
例外として副業をした影響で本業に支障が出たり、勤務先の会社が扱う情報漏えいなどで迷惑をかけたりするのは問題になるので気をつけましょう。
公務員で副業を検討している方は事前に許可が必要なので、ちゃんと伝えてから動いた方が良いですね。
まとめ:やる気があるなら副業に挑戦した方が良い!
最後に副業を始めるメリットとデメリットをまとめます。
副業を始めるメリット
- 仕事を増やして収入アップを狙える
- 本業だけでは身につかないスキルや経験を得られる
- 時間管理の能力が高くなる
- 本業を続けながら、転職や独立の準備が進めやすくなる
副業を始めたことで生まれるデメリット
- 充分な休息を取るのが難しくなる
- 副業の年収が20万円以上あれば確定申告が必要になる
- 副業がバレると本業に悪印象を与える可能性がある
僕的には、あなたが働いている職場環境や収入が悪くなければ、会社員として働き続けても良いと考えています。でも、「本業の収入が少ないから副業をしたい」「スキルを身につけて自分の市場価値を高めたい」と考えてるなら、迷わず副業に挑戦しろ!と言いたいです。
ただ、どんな副業をやれば良いのか分からないですよね?
そこで僕のLINEでは、あなたに適性がある副業スキルを見つけるフリーランスビジネス診断を用意しています。いくつかの質問に答えると、あなたに適した副業スキルが見つかります。
副業って「どんな仕事を選ぶか」で大きくその後の結果も変わっちゃうんですよね。なので、失敗しない為にもあらかじめ自分にあった副業を見極めましょう。
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