動画でも話してるので、文章読むのが面倒な方は動画をラジオ的に耳で聞いてもらえればと思います▼
どうも、フリーランスエンジニアのりゅうけんです。
2020年を最期にセンター試験もとうとう廃止されますね。2020年度からはセンター試験の後継である「大学入学共通テスト」が始まるようで、遂にプログラミングを含む「情報科目」が2024年度に追加されます。
それに合わせて2020年から小学校でプログラミング教育が必修科され、2021年には中学校でも必修科されるそうなんですが、これを20年ほど前からさっさとやっとけば、日本も今頃「オワコン」なんて言われずに済んでたと思うんですよね。
そうやって日本はようやく重い腰を上げてIT教育に投資を始めたわけですが、だからといって「プログラミング教育の在り方」を政府に任せまくるのもちょっと怖いな思うんですよね。だって、今の子供向けのプログラミング教育ってめちゃくちゃ非効率じゃん。
そこで今回は、「子供向けのプログラミング教育が非効率な理由」について僕の私見を述べていこうと思います。
目次
プログラミング教育に必要な二つの考え方
まず、プログラミングをする前に学ばないといけないのが「基本的な考え方」の部分なんですよね。
その考え方には大きく分けて2つあって、一つは「分岐処理」、もう一つは「繰り返し処理」です。
分岐処理とは、その結果によって違った処理を実行することで、簡単に言えば「YESかNOか」なんですよね。YESならこっちに進んで、NOならあっちに進むみたいな。
そして繰り返し処理とは、同じ作業を何回も繰り返す処理のことを言います。
最近の子供達はプログラミングをゲームで学んでいる
この2つが分かってればプログラミングの基礎はほぼ抑えたも同然なんですが、最近の子供達はこの考え方を「マインクラフト」で学ぶそうなんですよ。
マインクラフトと言えば、ブロックを設置して建物をどんどんと作ってくような「ものづくりゲーム」なんですが、マインクラフトなら部品を組み合わせていくような形でプログラミングが学べます。
出典:MineCraft
僕が子供の頃は、初代プレイステーションで「RPGツクール3」というゲームがあって小学校4年生の時にずっとプレイしてたんですけど、それも同じように「分岐処理」と「繰り返し処理」をベースに色んなシナリオが作れました。
そこで大量に作ったクソゲーを友達に教えて遊ばせてたんですが、要はゲームを通して繰り返し処理や分岐処理の基本的な考え方が学べたんですよね。
プログラミングをゲームで教えても子供にとって良い教育とは言えない
そうやって僕は事前に基礎的なプログラミングの考え方をゲームで学んでたわけですが、新卒で入社した会社のIT新人教育で初めてプログラミングに触れた時、プログラミングを人より早く理解できたかと言われると、別にそうでもなかったんですよね。
確かにプログラミングは基礎的な部分を分かってないといけないから多少下駄が入った状態で挑んだんですが、その下駄はそこまで高くありませんでした。
基礎的な考え方を学んでからプログラミングを実際にできるようになるまでに結構な距離があるわけで、この距離を埋めるのがプログラミング学習なわけですよ。
だから、子供のプログラミング教育は「マインクラフトをやらせておけばOK」って話でもありません。
今の子供向けのプログラミングスクールでもマインクラフトをさせるようだけど、仮にマインクラフトで複雑な建造物を一瞬で作れる能力が身についても、それでプログラミングがゴリゴリにできるようになるわけじゃないんですよね。
簡単なものばかり子供にやらせるプログラミング教育は効率が悪い
なので、僕はマインクラフトなんかわざわざやらさず、直接プログラミングをやらせたほが良いんじゃないかって思うんですよね。
子供はプログラミングを「簡単か難しいか」なんて理解できない
そもそも、大人って子供に簡単なものからやらせようとするじゃないですか。簡単なものから順を追って勉強させていくのがめちゃくちゃ好きでしょ。
でも、子供って別に「簡単か難しいか」についてちゃんと理解してるわけじゃないので、難しいものでも意外とやらせたらできたりするんですよ。
僕の子供もまだ2歳ですが、意外と漢字とか読めたりするんですよね。どこで覚えてきたのか分からないけど、おそらく友達が口走ってたのを記憶して読んでるんだろうなと。
でも、大人は子供が漢字なんて覚えられると思ってないから、ひらがなやカタカナくらいしか覚えさせないじゃないですか。そういうスタンスが子供の可能性を閉ざしてると思うんですよね。
僕なら子供に直接プログラミングコードを覚えさせる
マインクラフトは絵も可愛いし、大人も知ってるから取っ付きやすいんですよ。だから、子供向けプログラミングスクールでもマインクラフトを扱ってたりしますが、僕なら子供が4〜5才になったら直接Ruby on Railsとかを書かせたいですね。
マインクラフトもまあ悪くないけど、意外と遠回りなんじゃないかと思います。
これについても何か決定的な研究論文があればいいですけどね。例えばどっかの大学のお偉いさんが、
みたいな論文を書いてくれれば、僕もそのソースをバンバン引用して話しますけどね。
まとめ:子供へのプログラミング教育を自ら考えていく必要がある
というわけで、子供のプログラミング教育がなぜ非効率なのかについてお話してきましたが、今後情報科目が文部省大学入部共通テストに追加されるとはいえ、それってどうせマークシートですからね。
だから文部省の教育に依存し過ぎるのも良くないし、プログラミングが必修科されるにしても、自ら子供にプログラミングの教育を施してかないといけないと思いますよ。
だけど、現状子供向けのプログラミングスクールってあまり良所がないので、僕のオンラインサロン(人生逃げ切りサロン)のメンバーを集めて、子供向けの教育機関を作っても面白いなと思ってます。
なので、子供へのプログラミング教育に興味のあるエンジニアは是非僕のオンラインサロンに入ってみてください。
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